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押さえておきたい「緊急通報」の基礎知識

2015.09.02 WED


緊急通報は万一自分のスマホが使えなくても、ロックのかかった他人のスマホで助けを呼べるツール 画像提供:tooru sasaki/PIXTA(ピクスタ)
スマホのロックを解除しなくても使える「緊急通報」。iPhoneの場合、パスワード入力箇所の右下に表示される「緊急」をタップすると、電話番号入力画面に進む。しかし、その存在自体は知っていても、使ったことのない人がほとんどだろう。そこで今回、万一の時にスムーズに対応できるよう、緊急通報の使い方をご紹介したい。

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク――大手キャリア3社の緊急通報に関するWebページを覗くと、ほぼ同様のことが書かれている。緊急通報=110(警察)、118(海上保安庁)、119(消防&救急)の3カ所への通報を指すようだ。では、この番号以外にかけるとどうなるのか。各キャリアの広報部に話を聞いてみた。

「auのスマホでいうと、日本国内から緊急通報を行う際、指定されている3つの番号にしかつながりません。その他の番号をダイヤルしてもかかりません」(KDDI)

試しに筆者も自身のiPhoneで、緊急通報画面からデタラメな3桁の番号をダイヤルしてみたが、どこにもかからなかった。では、実在する海外の緊急通報(アメリカ=911、ヨーロッパ112)にかけると、どんなことが起きるのだろうか。

「こちらもどこにもつながりません。911と112にダイヤルすると、『現在使われておりません』といったガイダンスが流れます」(KDDI)

確かにかけてみると、英語でアナウンスが流れ「この端末では使えない」との旨を説明された。また、他のデタラメな番号をダイヤルしたときとは異なり、発信履歴は残っていた。

ソフトバンクも同様に、110、118、119の3カ所にかけることができ、911、112は国内だとつながらない。

一方、ドコモでは「911と112発信時は、ドコモ網ではガイダンス案内で警察・海上保安庁・消防&救急を選択後、該当緊急機関に接続されます」(NTTドコモ)とのこと。

では、自分が海外にいるときに、日本のスマホから緊急通報をすることはできるのか。KDDIとソフトバンクは、その国で指定されている緊急通報番号にかけることができるという。

「ちなみに、日本から911にかけてもつながらないように、海外から日本の119にかけてもつながりません」(KDDI)

ドコモは少し状況が異なる。

「110にかけると、現地の緊急呼番号が110でなくても、現地の同機能を持つ場所(警察など)につながります。ローミング時に在圏オペレータから携帯に通知される緊急呼番号にもかけられます(※1)」(NTTドコモ)

国によって緊急通報用の電話番号は1種類だったり、複数種あったりといろいろだ。また、日本は警察、救急・消防と分かれているが、同一のところもある。訪れる国の緊急通報用の電話番号が何個あって、それぞれがどこにつながるかは、事前に押さえておくと安心だろう。

「緊急呼発信時に、緊急通報受理機関からの折り返し着信を受ける可能性があるため、機種によっては着信拒否設定が自動的にオフされます。元の設定に戻すためには、お客さま側で改めて着信拒否設定を行う必要があります。詳細はご利用携帯電話の取扱説明書をご確認ください」(NTTドコモ)

目の前でいつどんな事件・事故が起こるかなんて、誰も予想できない。そんな不測の事態に備えて、スマホ利用者には緊急通報の知識を持っていてほしい。

※1 通知有無は海外オペレータの運用ルールによって異なる

(池田園子)【今回、教えてくれたのは…】

・NTTドコモ

https://www.nttdocomo.co.jp/

・KDDI

http://www.kddi.com/

・ソフトバンク

http://www.softbank.jp/mobile/

記事提供/『R25スマホ情報局』

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