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有識者が予想!IT×スポーツ観戦の未来

2016.03.07 MON


2020年の東京オリンピックをにらみ、IT×スポーツ観戦はさらに盛り上がりそう 写真:Graphs / PIXTA(ピクスタ)
ここ最近、スポーツ観戦の楽しみ方が変わってきている。昨年夏の全国高校野球選手権大会から、スマホですべての試合をリアルタイムで観戦できるサービス「バーチャル高校野球」が登場し、一球ごとに詳細なデータを画面上で速報。また、ラグビーのトップリーグでは、試合会場で観戦しながら、同時に複数のテレビカメラの映像を楽しめるスマホアプリ「ヴォーゴスポーツ」も昨年12月から運用されている。

「IT×スポーツ観戦が普及し始めている背景には、提供側の事情と観戦側のライフスタイルの変化が影響しています」

そう話すのは、野村総合研究所の経営コンサルティング部で上級コンサルタントを務める石井宏司さん。

若者のテレビ離れが進み、試合が地上波で中継されなくなっている現在。提供側は、総合的なマーケティングが可能なインターネット経由の中継に将来性があると感じているのだという。一方、観戦する人もテレビの代わりに、移動先でも気軽に観られるスマホでの観戦にシフトしているのだ。そこで、今後期待されるであろう新しいスポーツ観戦の方法について石井さんに解説してもらった。

●バーチャル観戦

スマホと3Dを掛け合わせたアイテムが注目を浴びている。2015年にはソニーが開発したスマートグラス「SmartEyeglass Developer Edition(SED-E1)」が登場。ホログラム光学技術を搭載し、目の前の風景にテキストや画像などの情報を重ねられるメガネ型ウェアラブル端末だ。現在アメリカで、同端末を利用して3D映像を楽しめるアイテムが開発中で、これが実用化されれば、平面ではなく立体的な視点でスポーツ観戦ができるようになる可能性もある。

●スタジアム観戦方法の多様化

2016年1月、Facebookは、試合をリアルタイムでチェックしながら他のファンと交流したり、専門家による分析や解説も楽しんだりできるサービス「フェイスブック・スポーツ・スタジアム」の提供を開始。石井さんは「試合会場にSNSでつながっている友達が来ていたら通知してくれるシステムなども開発されるのでは」と予想する。観戦方法の幅だけでなく、スポーツ観戦を通じての新しいコミュニケーションが生まれるかもしれない。

ほかにも、石井さんは、ファンが自分で解説を入れて配信できる「プロファン解説者動画」や、その日の試合展開を監督の立場でシミュレーションして結果を予想する「バーチャル監督ゲーム」など、様々な可能性を示してくれた。

東京五輪などもきっかけとなり、これからより一層スポーツ観戦は変わるかもしれない。“劇的な変化”に立ち会えるという意味で、幸せな時代に生まれることができたといえそうだ。

(橋本 岬/アバンギャルド)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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