スマホ事件簿

スマホゲーム成長鈍化、課題はVR?

2016.03.17 THU


「電車乗ると小学生が普通にスマホ触ってるもんな」「うちのバーにきてもゲームしてる人いるもんなー」などと、スマホゲームが日常生活に溶け込んでいることを実感する声も
矢野経済研究所が3月14日、「スマホゲーム市場に関する調査結果2015」を発表した。それによれば、スマホゲームの市場規模(メーカー売上金額ベース)は、2011年度には480億円程度に過ぎなかったが、2013年度は5600億円、2014年度は8950億円と急成長している。一方で2015年度と2016年度は、それぞれ9250億円、9450億円となる予測で、伸び率はかなり小さい。

同研究所は、スマホゲーム市場の拡大について、2012年リリースの『パズル&ドラゴンズ』などの大ヒットアプリがけん引し、またガラケーからスマホへの移行も市場拡大に寄与していると分析。ただ、年々、スマホゲーム開発に高い技術力と資本、人員も求められるようになってきたうえ、大手家庭用ゲームメーカーの本格参入が進んでいるため、小規模事業者の淘汰とともに、ゲームメーカーは寡占化が進み、「弱者はより弱者に、強者はより強者に」という二極化になるとしている。また今後は、スマホゲームとバーチャルリアリティ(VR)を体感できるヘッドマウントディスプレイ(HMD)との連動や、海外展開が活発になるのではないかとまとめている。

スマホゲーム市場の成熟を裏付けるような今回の調査結果。Twitterには、

「こりゃ据え置きゲーム機が流行らなくなるわけだ」

「そんなにすごい市場になってるんですね。知らんかった。。。」

と、その市場規模の大きさに驚く人もいるが、

「斬新なシステムのゲームが出てこないと下降の一途?」

「このままだと減衰な気がする。淘汰されつつあるから、なにか爆発的に流行るタイトルがあれば…」

「スマホの課金ゲームも陰りか。ユーザーは無意味さに気付きつつある」

「課金するほどハマっても、いずれ飽きちゃうパターンなんですよね。今後はどう変わっていくのかな。息の長いゲームはスマホで実現できるのかな」

「動きをみると、鈍化してるっぽいな。しかも、ガチャ規制も本格化しそうだし、もうそろそろ頭打ちっぽい」

など、成長の鈍化に注目するコメントも多く、むしろ減退するのではないかとの意見も。主な原因としては、「魅力的な後発タイトルの欠乏」「ユーザーの飽き」「ソーシャルゲームのガチャ規制」などがネットユーザーからは挙がっているところだ。

とはいえ、市場規模については、

「頭打ち感はあるけど、ビッグタイトルが荒稼ぎしてるからまだまだ落ちなさそう」

「スマホゲームは気軽さが売りだから、普段持ち歩くデバイスが変わらない限り売れると思う」

「スマホだけでプレイするスタイルから、IoTと組み合わせたり、AR、VRの補助的端末として、まだまだスマホゲームは伸びそうな気がする」

など、維持またはゲームスタイルの多様化とともにさらなる成長を予想するコメントもある。

17日からは、いよいよ家庭ゲームメーカーの最大手である任天堂が、初のスマホゲームアプリ『Miitomo(ミートモ)』の配信をスタートする。熾烈な競争が続くスマホゲーム市場はこれからどうなっていくのか。

(花賀 太)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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