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被害急増!?ネットバンキングを狙う犯罪

2016.03.30 WED


「僕の少ない預金を狙う人なんていない」と思いがち。しかし、ネットバンキングを狙うサイバー犯罪者は、個人と企業のそれぞれを狙うタイプがいる。個人を狙うタイプは、不特定多数に感染させ、少額ずつ奪っていくのだ 写真:freeangle / PIXTA(ピクスタ)
新生活がスタートする人も多いこの季節。就職や転職などのタイミングで口座開設を考える人も少なくないはず。現在、ほとんどの金融機関でネットバンキングは利用可能。時間を問わず利用でき、手数料などがお得な場合もあるため便利だが、一方でこんな指摘もある。

「ネットバンキングを狙った犯罪の被害額は年々増えており、昨年は総額が30億円を超えました」。そう教えてくれたのは、セキュリティソフトの開発や販売を行う、トレンドマイクロのシニアスペシャリスト・高橋昌也さん。

「以前はフィッシング詐欺でインターネットバンキングのログイン情報を盗む攻撃が多かったのですが、最近ではウェブ広告が改ざんされ、広告が映ったページを開いただけでウイルスに感染。そして、ウイルスにより自分の口座から不正送金が行われるなどの手口が増加傾向にあります」

となると、フィッシング詐欺よりも被害に遭いやすいわけだ。対策はあるのだろうか?

「パソコンやスマホなどのデバイスで、脆弱性の対策をしていれば多くのウイルスを防ぐことができます。OSやソフトウェアに脆弱性があると、不正なウェブサイトにアクセスしただけでウイルスに感染してしまいますが、常に最新のものにアップデートしておくと、ウイルスが入り込む可能性が少なくなります。さらに、セキュリティソフトを入れておくことで、より安全になりますよ」

きちんとした対処さえしておけば、未然に被害が防げるとのこと。また、銀行側も様々な対策をしているそうで…。

「一定時間ごとにパスワードが新しく自動更新されるワンタイムパスワードを導入したり、不正送金に関する専用の相談窓口を設けたり、様々な対策を取っています。なかには、きちんと対策をしたうえで被害に遭ってしまった場合には、返金対応を行う銀行もあります」

もしも被害に遭ったら、すぐに銀行の窓口へ相談することが大切なのだそう。被害が増えているとはいえ、対策次第で防ぐことができるネットバンキングの犯罪。利用前には、OSの更新とセキュリティソフトが入っているかの確認を忘れずに…。

(河島マリオ)

記事提供/『R25スマホ情報局』

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