半年で200万件を検出 感染は41件

マイクロソフト社内のウイルス感染実態報告に驚きの声

2016.09.13 TUE

噂のネット事件簿


あなたのウイルス対策は大丈夫?
マイクロソフトが、社内のウイルス感染状況をブログで報告し、パソコンユーザーから驚きの声があがっている。

9月7日、マイクロソフトの「日本のセキュリティチーム」は、「マイクロソフトだってウイルスに感染します」というブログ記事を公開した。これによると、マイクロソフト社には全世界で約15万人の社員が在籍し、60万台以上のデバイスが利用されているが、2015年下半期で約200万件のウイスルを検出し、41件の感染を確認したという。

ブログ記事によれば、同社はWindows DefenderかSystem Center Endpoint Protection 2012をマルウェア対策ソフトとして利用しているが、定義ファイルに反映されていない新種のマルウェアの侵入が計41件にのぼったとのこと。ブログでは、

「利用するソフトウェアは、最新のバージョンを利用し、セキュリティ更新プログラムを適用し、最新の状態に保つ」
「マルウェア対策ソフトを実行する」
「攻撃の糸口となりうる問題を含む技術の利用 (Java, Flashなど) の必要性を検討し、利用を最小限にする」

といった対処法を提示するとともに、「60万台を抱える組織で、常に(マルウェア対策ソフトの稼働率)100%を目指すのは、コストや現実的な運用を鑑みると実現不可能です」とも述べている。

不都合な事実を隠す企業が多いなか、正直に感染状況を告白した啓発的なブログ記事はネットユーザーの関心を集め、ツイッターには、

「MSが頑張ってですらこうだもんなあ…やはり最新パッチ+市販のアンチウィルスは必要、ということで」
「ゴールは標的型メール開封率0やウイルス感染率0では無い。可能な限りの情報漏洩防止、被害の最小化との事。新鮮」
「『感染前提』、この意識は重要」

など、ウイルス感染対策の重要性を再確認した人は多かったようだ。感染したという発表に、

「Microsoftがセキュリティ対策してこれ!?」
「Windowsを使うのをやめようって話ですか???」

と、一部からは揶揄する声もあがっているものの、

「これを発表するってのがすごいなぁ!!」
「これ、俺はMSが自ら公表したのはよくやった、と思ったよ。セキュリティソフトベンダは、なかなか真似できないんじゃないかな。と」
「こういう数値情報をしっかり把握してて外部に公開できるのはすごい」

と、これを評価する声が多数寄せられている。今回のマイクロソフトの発表が、ウイルス対策への意識を高めることが目的なら、成功したといえそうだ。

(金子則男)

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