フォーラム、シスオペ、テレホーダイ…

パソコン通信「NIFTY SERVE」のフォーラムが廃止される?

2004.12.22 WED

大手プロバイダのニフティは、来年3月をメドにパソコン通信サービス「NIFTY SERVE」のフォーラム(会議室)の廃止を検討し、ウェブのフォーラムに移行させる方針を明らかにした。NIFTY SERVEは、最盛期には300万人近い会員数を誇った日本最大のパソコン通信サービスだ。ネットではおなじみの掲示板や電子メール、テーマごとに分かれて意見を交換するフォーラムなどのサービスを提供している。

「そんなの、インターネットと同じじゃん」と勘違いするなかれ。パソコン通信のコミュニティは、インターネットのそれとは違う独自の文化を持っていたのだ。

まずは、体育会もビックリの上下関係。フォーラムの管理人(シスオペ)や古参メンバーは王様のごとく君臨し、新入りはあいさつなしに書き込めない。場違いな発言や質問をしようものなら、先輩たちからお叱りは当たり前。とにかく、ネットのエチケット(通称ネチケット)にうるさく、2ちゃんねるのように匿名で暴れる不届き者の居場所などなかったのだ。

当時の通信接続料は、秒単位の課金方式。気がつけば1カ月の利用料金数万円、なんてことも…。また、ダイアルアップ接続は電話料金の負担も大きかった。定額電話サービス「テレホーダイ」を申し込んでみたものの、23時以降は回線が混雑してつながらない経験をした人も多いはずだ。

そもそも、通信速度もADSLと比べれば実に100分の1以下。いかに効率よくログ(通信記録)を読むか、ユーザーはみな苦心したものだ。有志のプログラマーが開発したマック用の閲覧ツール「ComNifty」「茄子R」「魔法のナイフ」は、「三種の神器」と呼ばれて一世を風靡したっけ…。

と、懐かしいパソ通話は尽きないが、これまで蓄積された膨大な過去ログはどうなるのか。ニフティによると「扱いは検討中」とのこと。古き佳き日のネットコミュニティ、フォーラムを体験しておくならいまのうち?

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