パソコンを廃棄する前には、厳重注意だ!

消えたデータのHD復旧サービスと個人情報のビミョーな関係

2005.03.17 THU

もしもパソコンがクラッシュして、HD(ハードディスク)が動かなくなってしまったら…。あまり考えたくないことだが、ありえるのがパソコン。しかもこれが仕事で使うパソコンだったりしたら…。こうしたゾッとする不安も解消できる、ということで、HD復旧サービス会社が続々と登場している。いざというときに助かるサービスだ。

が、ちょっと待て。動かなくなったHDからデータが読み取れるということは、HD自体がイカれても、データは残っているということ? と、知人のパソコン関係者に聞くと、ぞっとする答えが返ってきた。

「削除、ゴミ箱に捨てる、ゴミ箱を空にする、初期化、工場出荷状態に戻す…。いるんですよね、こういうのをデータの完全な消去や削除だと思っている人が。実は、そんなことではデータは消えないんです」

HD上のデータは索引部分とデータ部分に分かれて保存されているのだという。

「索引部分というのは、データがどこに保存されているのかが記録されています。そして、実データはデータ部分に保存されている。いわゆる消去や削除というのは、索引部の消去なんです。つまり実データは残っている。どうしてこんなにややこしいことをするのかというと、索引部分だけなら、消去にかかる時間が短くて済むからです」

つまり、パソコン上での操作による消去や削除では、本でいえば目次部分を破って捨てただけのようなものだというのだ。中身はまるまる残っているのである。

「実際、廃棄パソコンには重要な個人情報が入れられたままのものが多いといわれます。住所、電話番号、クレジットカード番号…。アドレス帳があれば、友人や知人の個人情報も流出してしまう危険性もある」

知らなかった、では済まされない恐ろしい話。ではどうすれば安心なのか。

「市販のデータ消去ソフトを使うべき。しかも3回は繰り返し使ってほしいですね」

それでも不安な人は、物理的にHDを破壊しなさい、とのことである。

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