「プレステ3」にも搭載!?

次世代半導体「Cell」発表!ところで半導体って何?

2005.03.17 THU

米IBM、東芝、ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の4社は先月7日、共同開発している次世代高性能半導体「Cell(セル)」の試作版を初公開した。近い将来、デジタル家電(プレステ3にも搭載予定!)や様々な製品の中核部を担う半導体ということだが、そもそも半導体って何か知っていますか?

「半導体とは、導体でも絶縁体でもなく、条件によって電気を流したり流さなかったり、また増幅したりする機能を持つ素子です。“Cell”のようなロジックIC(集積回路)のほかに、それ自身が発光したり、光や温度、磁気などに反応するセンサの性質を持つ素子もあります。半導体はほとんどの電子機器に利用されており、出荷価格に対する割合は携帯電話で28%、デジカメ26%、自動車でも14%ほどあるのではないでしょうか」(東芝eビジネスクリエーション部・加藤氏)ふだん目に触れないだけに意外ですよね。ちなみに、社員の発明の対価をめぐる裁判で話題になった「青色発光ダイオード」も半導体製品。

実はこの半導体、最近では面白い使われ方もされている。たとえばアディダス社では昨年、衝撃を減らすためのクッション制御に半導体を搭載したスポーツシューズや、ゴールラインを割ったかどうかを判定する半導体センサー付きのサッカーボールなどを発表。また、微細加工技術による超小型化が進んだ結果、体内での作業やDNA解析を行う医療用半導体も開発されつつあるらしい。

これら半導体技術の結晶として生まれたのが「Cell」。現行CPUの標準規格であるIntel Pentium4の約2倍、2億4000万個のトランジスタを備え、動作周波数は4GHzを誇る。今までは1つしかなかったコア(演算処理を行う中核部)も9つあり、最新パソコンの10倍以上の処理能力を持つといわれている。「Cell」の登場で今後ますます過熱するであろう半導体開発競争に要注目だ。

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