最近よく見かけるんです

フリーの百科事典サイト『ウィキペディア』って?

2005.05.19 THU

「ウィキペディア」という百科事典サイトを知っていますか? たとえば、トップページの小窓に「新幹線」と入れて検索すると、概説や歴史から運賃まで、まさにかゆいところに手が届くかんじで教えてくれる。これが非常に便利なんです。

サイト概要を読んでみると、「ウィキペディア」とは非営利団体のウィキメディア財団が運営する世界的なプロジェクト。「ウィキ」というコンテンツ管理システムを使って、閲覧だけでなく寄稿もできるのが特長だ。要するにみんなで知識を持ち寄って壮大な百科事典を作ろうという試みらしい。01年1月に英語版が発足し、現在では世界200以上の言語をカバー。当初は個人出資のみで運営されていたが、規模が大きくなるにつれ、サーバ代などの負担を寄付で賄うようになったとのこと。

同サイトをいち早く紹介したウェブマガジン、『Hot wired Japan』編集長の江坂健氏は言う。「ウィキペディアはよく『ブリタニカ百科事典』に喩えられます。日本人にはあまりピンとこないかもしれませんが、欧米では誰もが知っている叡智の結晶。この歴史ある事典が“みんなであれを目指そう”という北極星の役割を果たしているんでしょうね」。

もっとも、良質な寄稿ばかりではない。不適切な書き込みを削除するのが「管理者」と呼ばれるボランティアだ。03年春の日本語版活性化当時からの管理者、Suisui氏に話を聞くと…。「あくまでも百科事典なので、単なる感想や意見など客観的な事実ではないものや、著作権を侵害している書き込みは削除します」。

ちなみにウィキペディアには絶滅しそうな言語を後世に残すという目的も。「フランス南部のみで話されている“オック語”版なんてのもありますよ」(同氏)。

出版社の発行する百科事典とは違い、記事の信憑性に関する責任の所在がはっきりしないものの、便利なことに変わりはない。ちょっと覗いてみますか? 

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