開始前からなぜか盛り上がる

地デジ普及の“鍵”を握る「ワンセグ」ってなんだ?

2005.11.17 THU

「あぁ、そんなのもあったねぇ…」とか。下手をすると、まるで過去の話題みたいに扱われちゃっている地上デジタル放送(地デジ)。しかし、ここへきてようやく本格ブレイクの兆しが見えてきたのである。

地デジブレイクの“鍵”として、大きな期待を集めているのは、来年4月からサービスが開始される、携帯電話やカーナビなどの移動端末向けデジタル放送「ワンセグ」だ。ワンセグの“セグ”とは「セグメント」の略。地デジに割り当てられている電波(6メガヘルツ)を13のセグメント(領域)に分割したうちの1セグメント分を利用することから、この名前がついた。ちなみに残りの12セグメントは、固定テレビ向けのデジタル放送で、すでに利用されている。

ワンセグのいちばんのメリットは、その画質。テレビ機能つきのケータイやカーナビは、これまでにも存在していたが、いずれもアナログの地上波対応だったため、良好な受信状況を維持することが難しく、ゴーストやちらつきに悩まされるのが当たり前だった。しかし、デジタル波を利用するワンセグなら、電波が受信できている限りは常に良好な画質でテレビが楽しめる。

もちろん、ワンセグの魅力はそれだけではない。サービス開始を前に各メディアが盛り上がりまくっている真の理由は、デジタル放送の特徴である双方向性にある。いわゆる“放送とネットの融合”が実現するため、たとえば放送中の番組で紹介されている商品を直接購入なんてことができるようになるのだ。もちろん、通常の地デジでもこうしたサービスは可能だが、すでに「ネット端末」として一般化している携帯電話向けの放送なら、固定テレビ以上のビジネスチャンスが期待できる、というわけ。サービス開始から当分の間は、現行の地デジと同様の番組が放送されるが、08年からは双方向性を生かしたオリジナル番組の放送も解禁される予定。明日のホリエモンや三木谷氏を目指すキミなら、ワンセグの動向には注目すべきだろう。

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