迷惑メールって誰が送ってくるの?

あなたのパソコンを狙うゾンビPCって何者だ?

2005.11.17 THU

自分のPCがゾンビになってしまうかもしれない!? なんてちょっと大げさだが、法人向けにウイルス/スパム対策を提供する英ソフォス社によると、05年4~9月期に送信された迷惑メールの60%以上が「ゾンビPC」の仕業だという。

これは、ユーザーの知らない間に誰かに操られて悪事を働くパソコンのこと。悪徳業者が、自らの手を汚さずに迷惑メールを送る手段として利用しているのだ。

彼らの手口はこうだ。人のパソコンに不正侵入したり、ウイルスメールなどを使ってバックドア(裏口)ソフトを仕掛ける。すると、そのPCは表面上はいつも通り振る舞っていても、水面下では何者かに操られて迷惑メールを送信したり、サイバーテロ行為に使われる可能性が出てくる。用心を怠ると、あなたのパソコンもとんでもない犯罪に手を染めている危険があるのだ。

「ゾンビPC」撲滅キャンペーンを展開するマイクロソフト社の実験によると、ゾンビPCを約3週間放置・監視した結果、500万回以上の不正操作と1800万通を超える迷惑メールが発信されたという。

ゾンビPCの実態に関する報告は少ない。しかし、04年9月にはノルウェーで発見されたゾンビPCを操る1台のサーバーが、実に1万台を超えるゾンビPCを自由に操作できる状態にあったという記録もある。ゾンビPC、おそるべし。

では、自分のPCをゾンビにしないためには、何に気をつければいいのだろうか? 実は、古いウィンドウズOSを最新の「ウィンドウズ XP SP2」にするだけでも効果大。実際、アメリカ発の迷惑メールは、SP2の普及で大幅に減ったという報告もある。さらに確実なのは、ウイルス対策ソフトを実行すること。また今のところバックドアソフトがほとんどないマックを使うのも1つの手。東京大学やあおぞら銀行など、いくつかの大学や企業が実践している。

ある日突然、自分のPCがゾンビ化…なんてことのないようご用心を。

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