世界中の一人一人の子供たちにPCを!

ネグポンって誰?100ドルPC構想って何?

2006.01.05 THU

たった100ドル(約1万2000円)という激安パソコンがある。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディア研究所が開発した「$100 Laptop」(通称100ドルPC)だ。

メモリーが128MB、記憶媒体となるフラッシュメモリーの容量が500MBと、そのスペックはPDAクラス。ライムグリーン基調のカラーに、大きさは手のひら2つ分、キーボード部分を裏側にひっくり返せば電子書籍ビューアーになる。さらに、バッテリー切れでも黄色いハンドルをぐるぐる回せば自家発電も可能だ。

しかし、残念ながら当面、このPCは一般発売の予定がない。というのも、発展途上国の子供たちが学校で使用することを想定して開発されたものなのだ。

これはMITメディアラボの所長、ニコラス・ネグロポンテ氏(以下、日本のネットユーザーの間で使われている愛称「ネグポン」)長年の夢で、彼は常々「教師が不足している学校、教員の知識が未熟な国や地域では、PCが補完的な存在になる」と主張。現在、MITとネグポンが主催する非営利団体OLPC(「One Laptop Per Child」の頭文字)は、ブラジル、中国、タイ、エジプト、南アフリカの5カ国と交渉を進めているという。各国政府に1台100ドル分を負担してもらい、子供たちに無償で配布しようというのだ。

とはいえ、たとえば先進国で1台200ドルで販売し、もう1台分は発展途上国などの子供に無償で配布するという手もあるはず。この件をMITにメールで問い合わせてみたところ、「同様の提案をいくつかもらっている。今後の役員会で議論していきたい」(メディアラボ広報、リンゼー・パートリヨーズ氏)との返信があった。

こんなキュートなパソコンが約2万5000円で買えて、しかも世界中の子供にプレゼントできるなら、とてもハッピーな買い物じゃないだろうか。はたして日本でも一般発売されるのか? 100ドルPCの今後の展開に注目したい。

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