IT関連企業なんて曖昧な表現もあるけど…

「ネット企業」と「IT企業」の呼び方に違いってあるの?

2006.03.02 THU

ライブドアショックから、よく聞くようになった言説に「ライブドアはIT企業ではない。実態は金融業に近い」というものがある。メディアでは「IT関連企業」と報道されているが、ずいぶんと曖昧な表現だ。IT系と称される企業は、ほかに「ネット企業」や「IT企業」という呼ばれ方があり、明確に使い分けされているとはいい難い。

そもそも「ネット企業」と「IT企業」は別のものなのか。じつは、それを定義することは難しい。ITとは「Information Technology」、つまり情報技術のことだが、一般的には、IT=インターネットと捉えられている場合が多い。ネットを利用したサービスを事業の根幹としていれば「IT企業」だという意見もあるが、それは「ネット企業」、もしくは「IT関連企業」であって、厳密にいえば「IT企業」ではないとする見方もある。その根拠は、既存のシステムを利用するだけではなく、他社にはない高度な情報技術開発力をもっている企業であるか否か、という点にある。技術開発で勝負している企業ほど、区別してもらいたいというのが本音のようだ。

しかし、何をもって「高度な技術開発力」といえるのかというのは、各社で見解が違うだろうし、「IT企業」も大手であるほど、技術開発だけをやっているわけではない。全国規模のネットワークを構築し、高速大容量のブロードバンドを可能にした「ITとネットの中間」ともいわれるソフトバンクの広報担当者はこう語る。

「弊社では、通信インフラから、ブロードバンドポータル事業、イーコマースなど、様々な事業を展開しているので、一概に位置づけするのは難しいかもしれません。弊社の業態をどう呼ぶのかは、誤解を招くようなものは困りますが、各メディアさまのご判断ということになりますね」

確かにお説、ごもっとも。だから曖昧な表現が使用されているのかも。ただ、一般人としては、スッキリした定義の名称が欲しいところではありますがね…。

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