4月からワンセグが始まったけど…

「放送と通信の融合」ってどんなことができるの?

2006.05.11 THU

ライブドアVSフジテレビの騒動以来、「放送と通信の融合」という言葉をよく聞くようになったが、これは具体的にどういうこと?

通信とは情報を1対1、双方向でやりとりするもの。一方、放送とは1対多数で一方向に情報を送信するものだ。けれど、ここに割り込んできたのがインターネット。インターネットは一応通信とされるが、放送的な面もあり両者の中間にある。放送と通信を融合させるカギになっているのだ。

たとえば、USENが提供する「GyaO(ギャオ)」はネット上でさまざまな映像コンテンツが見られるサービス。民放テレビと同じようにCMが入り、利用者は無料でこれを見ることができる。

4月から始まったワンセグも 融合 の一例だ。携帯電話は 通信 機器だが、それで地上デジタル“放送”が見られる。ネット上からダウンロードした音声・映像をiPodやパソコンで楽しめるポッドキャスティングも“融合”の一例といえる。

現状のネットでの番組配信には難しい問題もあるようだ。「日本の著作権制度は放送と通信で権利処理の方法が異なるからです」と語るのは野村総合研究所の情報・通信コンサルティング一部部長・吉川尚宏氏。

「韓国では著作権処理が簡単なため、テレビ放送後にテレビ局のサイトへ番組がアップされています。見逃した番組を60~120円程度の低料金で見ることができ、このサービスが人気を集めているんです」

吉川氏によれば“融合”は将来さらに流通業や金融業へも拡大していくだろうとのこと。「ネット上に大規模なショッピングセンターができるイメージですね。そこでは映画が上映され、銀行もあり、多様な商品も販売されているというような…」(同)

確かにパソコンで番組を見る→そこに出てきた商品をいいと思う→それを買えるボタンが番組映像のすぐ横に…なんて状況だったら、思わず買ってしまうかも。ネット通販大手の楽天がTBSとくっつきたがる理由もわかった気がしますね。

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