iTMSから「M」が消えた!

iPodで映画やゲームを楽しめる?アップルのiTS戦略やいかに

2006.10.19 THU

iPodユーザーにはおなじみのオンライン音楽配信サービス「iTunes Music Store」。先日、ここから「Music」の文字が消え、「iTunes Store」(以下iTS)に生まれ変わった。どうやら音楽だけでなく、映画やゲームなどのコンテンツを扱うということらしい。

すでに、日本版のiTSにも「iPodゲーム」コーナーが新設され、「パックマン」「テトリス」など9種類のゲームソフトがラインナップされている。とはいえ、その品揃えはまだまだ寂しい気が…。本場アメリカと比べて、この状況はどうなのだろう? アップルの動向に詳しいジャーナリスト・林信行氏に聞いてみた。

「アメリカでは主なテレビドラマ、スポーツ番組のほとんどが、オンエア翌日からiTSで見られるんですよ。映画も、サービス開始から1週間で12万5000本が販売されています」

一方、iTSリニューアルと軌を一にした音楽プレーヤーソフト「iTunes7」へのバージョンアップも見逃せない。こちらはビデオコンテンツの解像度が640×480ドットにまでアップ。高画質の映像コンテンツをiPodでも満喫できるよう進化し始めているのだ。

「今後、iTSはより高解像度のコンテンツ配信に重点を置いてくるはず。来年発売が予定されているiTVなら、iTSで購入した映画がテレビで楽しめます。ただ、コンテンツの自由な流通は、著作権管理の関係からレコード業界、放送業界からの反発も予想されますし、そもそも米国以外では音楽のダウンロード販売でさえまだ成功しているとは言えません。できる範囲で少しずつ前進していくのでは?」(林氏)

iPodがテレビとの連動でお茶の間へ進出。しかし、思わぬところに乗り越えなければいけない壁が…。このまま、日本は新iPod時代から取り残されてしまうのだろうか。日本のデジタルコンテンツ業界にも、構造改革が求められていくことは間違いなさそうだ。

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