世界の常識は日本の非常識!?

ケータイの電池の奥にある「SIMカード」って何?

2006.11.30 THU

携帯電話番号ポータビリティ(以下、MNP)の盛り上がりもようやく一段落といった今日このごろ。今度は9月に総務省が「IP化の進展に対応した競争ルールの在り方に関する懇談会」の報告書で発表した「SIMロック解除」の方向によっては、再びMNPの動きが促進されるかもしれない。はて、SIMロック? と思ったアナタ。まず、SIMカードのことからご説明します。

ケータイの電源を切ったら電池パックを取り出す。本体側に隠れている小さな四角いカードこそがSIMカード。SIMは「Subscriber Identity Module」の略で、つまり携帯電話会社が発行する契約者情報を記録したICカードのこと。では、このSIMカードの機能とは? 携帯電話研究家である木暮祐一さんに聞きました。

「まず、日本と海外の携帯電話事情を説明します。日本では、携帯電話会社が回線契約だけでなく電話機も提供していますが、海外では一般的に電話機はノキアなどのメーカーが販売し、電話会社は回線(=SIMカード)のみを提供しています」

海外では、電話会社に関係なく電話機を選び、好みの電話会社と契約する。契約時に受け取るSIMカードをケータイに差せば、どんな機種でも通話可能なのだ。

「1台のケータイで移動し、国境を越えたら現地の電話会社のSIMカードに差し替えて、現地の安い回線を使うこともできます。日本はドコモ端末ならドコモの回線、au端末ならauの回線というように、同じキャリアのSIMカード以外は利用できないようにロックをかけているため、ほかの会社のSIMカードを差しても利用できません。これがSIMロックです」(同氏)

むむむ。ただ、SIMロックをめぐっては、料金やアフターサービスなどの問題から賛否が分かれている。ユーザーの好みでどちらかを選択できたら便利だろう。MNPを機に、日本のケータイ事情は変わりつつある。良い方向に向かうよう、希望を胸に待ちましょう。


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