第3のLAN「PLC」でネットはどう変わる?

電源コンセントでインターネット「PLC」ってどんな仕組みなの?

2006.12.14 THU

10月4日の省令改正により、いよいよ日本でも電力線通信が解禁された。…と、いわれても、いまひとつピンと来ないけど、これで家のコンセントからインターネットにつながるようになる、といえばちょっと驚きだよね。

これはPLC(高速電力線通信)と呼ばれる通信方式で、本来電気を送ることがメインだった家庭内の電気配線に、映像や音声などの情報データをのせ、コンセントからデータの送受信を行うというもの。これを受け、松下電器は12月9日、家庭向けのPLCアダプタとして、マスターアダプタとターミナルアダプタをセットにしたスタートパック「BL-PA100KT」、増設用アダプタ「BL-PA100」の2機種を発売した。使い方は簡単。マスターアダプタ(親機)にモデムまたはルータ経由のインターネット回線を接続し、コンセントにセット。これだけで、家庭内のすべてのコンセントにデータ通信が可能なネットワークが構築され、あとは利用したい部屋のコンセントにターミナルアダプタ(子機)を差せば、そこから自由にインターネットに接続できるようになるのだ。

「新たな配線不要、PCいらずの簡単設定、通信速度は190Mbpsの高速伝送、さらに高度なセキュリティ対策。『Simple』『Speedy』『Secure』の3Sがこの製品の特徴です」と語るのは、パナソニックコミュニケーションズ広報担当の中川浩次さん。長く床を這うLANケーブルが邪魔だったり、無線LANのセキュリティ面に不安だった人にオススメです、とのこと。

「今後はテレビやHDDレコーダーなどをはじめ、様々な家電にPLCアダプタが組み込まれていくでしょう」と同氏。

ただ、そんなPLCにも課題はある。現在、PLCには3種類の方式があり、現時点ではそれらに互換性がない。そしてこれら規格をどう共存させるのかが今後の焦点となっている。ただ、第3のLANとして、PLCが家電分野などで注目されるのは間違いなさそうだ。


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