ネットオークションの安心キーワード

近ごろよく耳にする「エスクロー」って知ってる?

2006.12.14 THU



図/高田亮二
ちょっと舌を噛みそうな名前だが、『エスクロー』というサービスを知っているだろうか。実はこれ、ネットでの個人取引やオークションを安心かつ安全に乗り切るためのキーワード。簡単に説明すると、商品を売りたいAとそれを買いたいBがネットで出会ったとして、その支払いや商品配送を、第三者である会社Cが代行してくれる仕組みだ。

ネットオークションには顔も知らない相手に個人情報を知らせることへの抵抗感や、金銭トラブルへの不安感がつきもの。『エスクローサービス』は、これらを回避する手段でもあるワケだ。なお、これは決して目新しいものではなく一部のオークションサイトなどでも任意利用が可能。ただ、先日サービス開始した「楽天オークション」では『匿名エスクローサービス』がデフォルトで運用されている。

「このサービスの最大の目的は、未経験ユーザーの掘り起こしや、ライトユーザーの獲得です。売り手と買い手双方の同意が必要だったエスクローをすべての取り引きに必須とすることで、初心者が安全に、そして誰もが気軽に利用できる環境を実現したのです」(楽天オークション・栗田氏)

これは、ネットオークション業界が安心かつ信頼できる市場を目指して進化を遂げた、ひとつの好例だろう。『誰も教えてくれないネットオークション商売の始め方・儲け方』の著者・後藤 豊氏もこう語る。

「エスクロー以外にも登録手続きの複雑化や不正出品のパトロール強化を進めたことで、出品者のモラルが徐々に向上しています。厳しい制度がユーザーの自由度を下げているという話もありますが、この煩わしさが逆に“安心”の材料となって、業界全体の“信頼”を育てているのです」

「やってみたい」と思っても、少し取っつきにくかったネットオークション。後藤氏によれば「一度でも無事に荷物が届けば、すぐに病みつきになりますよ」とのこと。これを機に、食わず嫌いなアナタもデビューしてみては?


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