デジタル放送が全国化されましたが

2011年に完全移行したときアナログ電波帯域はどうなるの?

2007.01.11 THU



写真提供/AFLO
去年の12月から日本全国で放送されるようになった地上デジタル放送。ハイビジョンでの高画質、多チャンネルはもう体験した?

ところで、報道にもあるように2011年7月24日までにテレビは完全に地上デジタル放送に移行し、従来のアナログ放送は終了する。でもここで疑問。アナログ放送で使っていた電波帯はどうなるの?

実は、なにやらほかの用途で使うらしい。アナログ放送で使用していた周波数帯は62チャンネルだったのだが、デジタル化によって40チャンネルにまで削減することができる。そして残りの22チャンネルを通信やそのほかのサービスに利用するそう。

では、その新しいサービスの内容はどんなものになるのだろう?

「まだ周波数の割り当てを検討している段階ではないのですが、総務省で新しいサービス案を広く募ったところ、企業、大学、自治体などから149件もの案が集まりました」(総務省・担当者)

気になる中身は、高音質のデジタルラジオ放送やモバイル機器に向けた広帯域ワイヤレスブロードバンドシステムの構築などなど。だがなかでも注目なのは、携帯電話向けのサービスだろう。ふたつの放送技術が業界内で話題になっているのだ。

ひとつはフジテレビやCSのスカパーとともに合同会社を設立したドコモ。この合同会社では地デジと同じTSDB‐T方式を使ったモバイル向けマルチメディア放送の技術的な可能性を検討し、有用性をプロモーションしていくという。これに対抗するのがKDDIとソフトバンクがそれぞれ採用した“メディアフロー”。メディアフローは、携帯電話とは別の周波数を使って、携帯電話に動画を配信するという通信的なサービスのことだ。

でも、このふたつの技術は共存もできるんだとか。アナログ放送が終了し、新サービスが開始されれば、モバイルを中心に様々な動画コンテンツを楽しめるようになるのかもしれない。


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