アメリカの独占をストップ!?

ネットの著作権法改正で日本版グーグルが誕生する!?

2007.02.15 THU



イラスト:マツモトカズトク
検索エンジンといえば、「グーグル」のひとり勝ち。そんな状況に待ったをかけるべく、現在ヨーロッパを中心に自国の検索エンジンの開発がさかんに行われているのをご存じだろうか。じつは日本でも経済産業省が音頭をとり、総合電機メーカーやベンチャー企業などと協力して、国産検索エンジンの開発プロジェクトが進行中。並行して、政府は年内にインターネットに関する著作権法を改正する方針を固めた。

なにかとグレーなネット上の著作権問題。ここで簡単に説明すると、検索エンジンのデータベースを作るには、サイトの文章や画像をコピー・編集する必要がある。これが日本の著作権法にひっかかるのだ。もし著作権法が改正されれば、新規の検索ビジネスも参入しやすい。となると、日本版グーグルの誕生も近い? 国産検索エンジン開発プロジェクト「情報大航海プロジェクト」の責任者、経済産業省の八尋俊英さんに話を聞いてみた。

「よく日本版グーグルを作っていると勘違いされますが、我々の目的は検索・解析エンジンのシステムを使い、これまでバラバラだった膨大な情報やデータをつなげて、新たなシステムを構築することなのです」

開発中の検索エンジンとは、情報検索だけではなく、膨大な情報を互いにリンクさせ、統合するシステムそのものと考えればいい。実現すれば様々な分野で画期的な進歩やサービスが生まれるという。

「たとえば、病院には手術の過程や結果を記録した写真データが残っています。ある症状を調べたいとき、過去の写真を病院や施設の敷居を越えて引き出すことができれば、施術方法を的確に判断することができます。個人向けのサービスなら、ファミレスで食事をした時に、食べたカロリー量が携帯電話などに保存されて、カロリーをとり過ぎた時に警告してくれる、とか」

国産検索エンジンの可能性は未知数。日本から新たなデファクトスタンダードが生まれるかもね。


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