見えないところの熱き攻防!

携帯の迷惑メールが減ったワケアナタは知ってる?

2007.03.29 THU



イラスト:ノムラ=ポレポレ
「地元の人妻と××しませんか?」――ひと昔前は、こんなメールが携帯に毎日10通以上は届いたものだ。夜中にピロリロリ~ンと鳴っては安眠を妨げてくれた迷惑メール。そういえば、最近は見かけなくなったような気が…。

思えば、この手のメールが問題視されて以来、携帯各社には様々な対応策が登場してきたものだ。「迷惑メール相談センター」の原さんもこう語る。

「スパマー(スパムメール発信者)は通常、パソコンから大量のメールをばらまきます。よって携帯各社の防衛策は、受け手側の警備を強化するところから始まりました。たとえば、設定したドメイン以外のメール受信を拒否する『ドメイン指定』などは、みなさんもよくご利用かと思います」

だが、これには穴がある。仮にyahoo~やnifty~などで届くメールだけを「受信可」としても、このフィルターは字面しか判別しないため、スパマーにこの文字列を含むアドレスを詐称されるとお手上げなのだ。

「そこで送信源、つまりスパマーも利用しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)側の対応が急務となったんです。ただ、各社が自社ネットワーク(サーバ)内での迷惑行為を監視しようにも、スパマーが自前でサーバを構築してすり抜けてしまう、という問題がありました」

しかし、原さんは冒頭の我々の感想には同感だという。最近導入された「OP25B(アウトバウンド・ポート25・ブロッキング)」の効果に注目しているからだ。

「これは『利用しているISPの送信サーバを通らない25番ポート利用のメールを全てブロックする』という技術。通信界では、送信メールはネット内の『25番出口』を通過するのが一般的ですが、不正ルートを辿ったメールでも通れる“共用玄関”だったため、そこに門番を置くことにしたのです」

送信側の協力を得たことで、“蛇口を締める”手段を手に入れた迷惑メール防止策。スパマー撲滅の瞬間に、時代は着々と進んでいるようだ。


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