巨大ビルに電波が届かないのはなぜ?

意外なところでケータイが「圏外」になっちゃうワケ

2007.05.17 THU

ケータイが圏外なんて論外! てなわけで、携帯電話の電波状況は常に気になるモノ。でも昔に比べて、圏外になるスポットが予想しづらくなってません? かつては鬼門だった地下街が余裕でバリ3になってたり、都会のド真ん中にあるビルの中が圏外だったり。意外と知らない電波の事情を、専門家に聞いてみましたよ。

「エリア内における電波の入りで大切なのは“基地局”の設置状況です。街中にある各キャリアの基地局は、1台で半径数kmをカバーする電波を発信してますが、地下街やビル内などの遮へい物に囲まれたところには届きにくくなります。そこで最近は、施設内に小さなアンテナや電波の中継装置を置くことで、電波の死角を減らしているんです。こうした設備の充実度が、キャリアごとの電波の良さに影響してます」(ケータイジャーナリストの法林岳之さん)

ふむふむ。では端末側でいうと、新機種の方が感度が良かったりします?

「端末の性能差は多少ありますが、それより受信する電波の周波数の違いがデカイです。現在使われているケータイの電波は主に800MHz帯と2GHz帯が中心ですが、電波の周波数は低いほど障害物に強くなります。800MHz帯の電波はよく“回り込む”ので、ビル街でも拾いやすい。直進性の強い2GHz帯を使う第3世代端末は不利なんですが、基地局がかなり増設されてきたので、800MHz帯の優位性は徐々に薄れつつあると思いますよ」

ビルといえば、エレベーターの中って圏外になりやすいですね。

「鉄の箱に入るわけですからね。鉄やコンクリートなどの材質は、電波の透過率がすごく低い。だから大きくてしっかりしたビルほど、電波の入りは悪くなるんです」

そういえば木造建築は電波バリバリ入りますね…。ちなみに、圏外時の着信を通知してくれるサービスは全キャリアが提供しているので、圏外恐怖症の人はお試しあれ。


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