16対9だったり、4対3になったり…

プラズマ、液晶、有機EL…。地デジ対応テレビに潜む謎

2007.05.24 THU

ソニーが年内に商品化すると発表した有機ELテレビ。色彩の表現力と、11インチ大でもわずか3mmという薄さが話題に。地デジ対応の最新テレビは日々、進化しているのだ。そんななか、僕もブームにあやかり、地デジ対応の薄型液晶テレビを購入! ワクワク気分で家に帰って観てみると、「アレ?」と思うことが起こった。たとえば画面の比率。16対9のワイド対応の番組かと思うと、CMになると4対3になったり…。なぜだろう、映像の制作手法の違い? 昨年7月に本格デジタル放送をスタートしたTOKYO MXに聞いてみた。

「それは撮影する機材が違うから。4対3の画面で放送される番組は、ハイビジョンカメラで撮影していないんです。CMになると4対3に切り替わるのも、ハイビジョンで制作されたCMが少ないからなんです」(TOKYO MX編成部長・木庭さん)

地デジへと移行している真っ最中の現在、テレビ局はアナログとデジタル、両方のテレビ電波を発信している。ひとつの番組はアナログもしくはデジタル方式で制作され、2種類の方法で放送されている。だからこそこんなことが起こるのだ。ところでもうひとつ気付いたことが。アナログテレビと地デジ対応型のデジタルテレビを並べて同じチャンネルを映すと、2台の間にタイムラグがある気がする…。

「デジタル放送の場合、放送局は映像をデジタル信号に変換・圧縮して電波に乗せて放送します。その信号をご家庭のテレビで映像に復元しているんですね。この作業に時間がかかるため、同じ番組でもアナログ放送とデジタル放送を比べると、デジタルの方が少し遅れるんですよ」(同)

また地デジ対応のテレビでアナログ放送を観ると、画像が粗いと感じることがある。それはアナログで作った番組を擬似ハイビジョン化する場合があるからなんだとか。

5月の時点で地デジ普及率は27・8%。視聴側も制作側も着々と準備を整えている最中なんですね。


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