もはや子どもの世界だけの話じゃない!?

大人のネットいじめ、その現状とは?

2007.08.02 THU



イラスト:後藤亮平(BLOCKBUSTER)
「10代の約3分の1がネットいじめを受けたことがある」――。これは、今年6月に発表された米Pew Internet & American Life Projectの調査結果だ。ネットいじめに遭ったという子どもの割合には驚くが、そもそも「ネットいじめ」とはどういうものなのか。

「インターネットを使った、意図的かつ攻撃的な言動で他人を傷つける行為のことです」と解説するのは、いじめ問題に詳しいメディアジャーナリストの渡辺真由子氏。「具体的には、メールやチャットでの誹謗中傷、掲示板などで特定の人の悪口を書く行為です。最近は携帯電話のカメラで撮った恥ずかしい写真や、暴行中の動画がネットで流されるケースもありました。加害者の匿名性と、時間や場所に関係なく手軽にいじめができる点が大きな特徴です」

日本ではまだなじみの薄い言葉だが、子どもたちの間でネットいじめはすでに広まりつつあるそうだ。暗証番号で鍵をかけた「学校裏掲示板」で、いじめの予告や打ち合わせを行うケースもあるという。

しかも、ネットいじめは子どもたちだけではない。現実には、大人のネットいじめも起きているというのだ。

「大人の場合は、不特定多数が見る大型掲示板に企業別のスレッドを立て、個人情報を書き込んで中傷するケースが多いですね。また、仕事中にチャットで特定個人の陰口をみんなで言い合ったり、上司が部下の失敗談を社内の一斉メールで送信するケースもあります」(同)

ちなみに、R25が「Yahoo!知恵袋」(http://chiebukuro.yahoo.co.jp/)で行ったアンケートでは、「上司からの連絡メールが、なぜか来ない人がいる」「職場の裏サイトに、悪口や中傷がすごく書いてある。そのプリントアウトを読むかといわれて断ったら、職場で様々ないやな目に遭いました」なんて体験談も寄せられた。うーん、こんなことが現実にあるなんて…。

ネットいじめ。その実態は、想像以上に根深いのかも。


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