なぜ荒れない!?

「ユーザー参加型Q&Aサイト」の珍質問と名回答の中身

2007.10.18 THU



イラスト:牧野良幸
どうしても知りたいことがあったとする。友人に聞いてもわからない。ネットで検索してもわからない。図書館で調べてもわからない。困ってしまってワンワンワワーン―。

そんなとき、意外と便利なのが「ユーザー参加型Q&Aサイト」。ユーザー数は「Yahoo!知恵袋」約131万人、「OKWave」約90万人(同社からサービス提供を受けている「教えて!goo」も同様)、「人力検索はてな」約63万人。これらのサイトを覗くと、回答者がやたらと親切なのである。バカバカしい質問にも茶化したり煽ったりする人はほとんどいない。

先日、たまたま見つけたのが「教えて!goo」に投稿された「尻の穴に電池を突っ込んだら抜けなくなりました」という質問。切実な訴えは「すごくあせってます、助けてください!」と続く。回答者はみんなやさしい。「今すぐ病院へ」「何科に行けば?」「肛門科か外科へ」といったやりとりを経て、電池は無事抜けたのである。

もっとも、なかには「電池のサイズは何ですか?」「メーカーはどこ?」といった、明らかにからかい半分のコメントもあったが、当の質問者は「単三です」「すいません、そこまでは覚えてません」と真摯にレスを付ける。荒れる気配がない。

高評価の回答にはポイントが付与される(報酬は各サイトによって表彰、換金など様々)ことも関係あるのだろうか。荒れない理由を各社に聞いてみると、「利用者同士の自浄作用が生まれる仕組みになっている」(Yahoo! JAPAN)、「過去の違反投稿を分析し、機械的なチェック機能を充実」(OKWave)、「ポイント制のため、質問者が回答者より優位に立てる」(はてな)、「質問者、回答者どちらの立場にも成り得るため、助け合い精神が生まれる」(goo)など。

各サイトからピックアップした珍質問&名回答はランキングにて。いずれにせよ、顔が見えないバーチャル世界でこうしたほのぼのとした空間があることは、ちょっとホッとさせられませんか?


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