写真はいじってナンボの時代に?

美白も小顔もあとから修正画像補正技術はここまで進化している!?

2007.11.02 FRI


『カラリオ』シリーズの最新ラインナップのひとつ、「PM-T960」。 写真提供/エプソン販売
画像ソフトが身近になって以来、僕ら素人でもわりと簡単に補正が行えるようになった。暗めの写真を明るくしたり、ぼやけた写真にシャープをかけたり…。旅のお供といえばデジカメではなく使い捨てカメラが当たり前だったころを考えれば、すさまじい技術の進歩を痛感する。

家庭用プリンターにしても、性能の向上は著しい。たとえばこの秋、セイコーエプソンから登場したカラリオシリーズの最新モデルでは、“美白・小顔補正”の機能が搭載されている。「ナチュラルフェイス」と名付けられたこの機能、「人の目で見た顔と、プリントされた時の顔との間に生じるイメージの誤差を補正するもの」(同社・広報担当)だという。

撮影した画像をパソコンに取り込んで、プリンターに付属する専用ソフト『EPSON Easy Photo Print』で補正作業を行う。補正レベルは5段階で調節でき、まるでエステにでも行ってきたかのようなすっきりフェイスに仕上げてくれるのだ。

同社の調査によると、写真というのは実物よりも多少太めに写ってしまう傾向があるらしい。つまり、顔を小さく“加工”するのではなく、あくまでも実際の姿に近づけるための“補正”を行う機能というわけ。写真写りの悪さに悩む人にとっては、ありがたい機能といえるかもしれない。

「たとえばパスポート用の写真などを、こうした補正機能を使って自分で用意するのも面白いかもしれません」

そう語るのは、芸能人から一般人まで多くの顔写真を撮影してきた、写真家の岡村智明さんだ。実際は、最大限に小顔補正の効果を享受するためには、顔の角度や画角に占める割合など、丁寧なセッティングが必要になるのだというが、こうしたプリンターの高機能化はプロの写真家から見ても興味深い様子。

「細かな設定をさほど気にせずシャッターを押せる時代になった」と岡村氏も語るように、技術の進歩によって、写真はあとからいくらでも補正できるようになった。おまけに最近は、被写体が笑うと自動的にシャッターがきれる「スマイルシャッター機能」を搭載したデジカメ(ソニー『サイバーショット』)が登場するなど、写真の可能性は広がるばかり。

「だったら、つぶった目を開いた目に修正してくれる機能があるとうれしいですね(笑)。結婚式の集合写真など、何枚撮っても誰かしら目をつぶっちゃっているようなことも少なくないですから」(岡村さん)

前後の数枚から開いた目を切り抜き、自動的に閉じた目の上に合成してくれる「閉じた目補正」機能。メーカー各社さん、こんな新デジカメいかがですかね?

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