インターネット上で面白い人は、オフラインでも面白いのか?

ネットで人気のイベント「オフ喜利」に参加してきた!

2007.12.14 FRI


大画面に映し出されるオモシロ回答で、会場は爆笑の渦に。お題が提示されてから、ほとんどノータイムなのがスゴイ 撮影/地獄のミサワ
ネット発のお笑いイベント「オフ喜利」が話題を呼んでいる。チケット完売は当たり前、その人気ぶりから出演者が『週刊アスキー』での連載をスタートさせ、この11月には書籍化まで果たしたとか。一体どんなイベントなの? 人気ブログ「さよならテリー・ザ・キッド」を運営するかたわら、このイベントの「審査委員長」を務める松本さんに話を聞いてみた。

「『インターネット上で面白い日記やブログを書いている人は、オフラインでも面白いのか?』ということを検証するため、サイト運営者の賛同を募り、最も手っ取り早いと思われる大喜利イベントを立ち上げました。プロの舞台と違って“自分でも出られるかも”と思う人も多いでしょうし、そういう意味では“出演者とお客さんの距離が近い”というのも大きな魅力ですね」

公式サイトの出演者一覧には、「ろじっくぱらだいす」「俺とパンダ2」など、人気のサイト名がズラリ。練りこまれた文章で読者を楽しませてくれる彼らだが、プロの芸人でも四苦八苦する大喜利で力を発揮できるのか? 確かに気になるので、実際に観てきました!

11月23日、秋葉原UDXビルのアキバスクエアで開催された「秋葉原週アスまつり」。その目玉イベントとしてオフ喜利があるとのことで出陣してみると、17時の開演を前に、すでに会場は大入り満員。普段は新宿ロフトプラスワンが本拠地だそうだが、この日は入場無料ということもあり、後方から立ち見で様子をうかがう人もチラホラ。6人の出演者が舞台に上がり、いよいよ「オフ喜利」スタート!

「お題→回答」というシンプルな大利喜から、実演をまじえたシチュエーション・コントまで、盛りだくさんの内容。驚くのはそのスピード感で、たたみ掛けるように繰り出されるオモシロ回答が、独特の雰囲気を作っている。「一年中のんびりしている“ほのぼの村”で起きた今年一番のニュースは?」というお題に対する「二車線(になった)」「ほのぼの30人連続殺人事件」との回答には、思わず笑ってしまった。終演後、観客からは「あの人のサイト、帰ったら見てみよう」との声も。サイトを知らなくても十分に楽しめるのは、さすが有名サイトの管理人、一人ひとりのキャラクターが立っているからだろう。

今回はエキシビジョン的な位置づけで勝敗はつけられなかったが、本来は審査員の投票により「オフラインで一番面白いサイト管理人」が決定される、ガチンコ勝負の「オフ喜利」。予選の大利喜で笑いを取れなかった人は決勝ラウンドに進めない、というシビアなルールだ。その中で2度の優勝を誇る「人間道場」の館長さんは、勝ち抜く秘訣をこう語る。

「無理やり勢いで笑わせるパワーファイター、お客さんを唸らせる技巧タイプ、誰も理解できないような回答を見せるアクロバティックなキャラクター、いろいろな人がいますが、やはり安定したヒットを数多く飛ばすことが重要ですね」

流れに乗り遅れてしまうと、百戦錬磨の人気サイト管理人ですら、何もできずに終わってしまうこともあるとか。また「オフ喜利」では、サイトの知名度やアクセス数は単なるお飾りで、飛び入り参加の無名サイトが一躍脚光を浴びることも。出演者全員で会場の空気を作り、オモシロ回答で競い合う。こうした切磋琢磨がインターネットを面白くしているのか、と納得。

今後も拡大していくことが予想される「オフ喜利」。この企画をテレビでやってみないか?というオファーもあるそうだが、出演者はただただ面白いことを追求するのみで「テレビに出て有名になりたい!」とは思っていないらしく、断り続けているのだとか。メディアには乗らないようなキワドイ回答や、ネットならではのオタクネタなど、テレビとは一味違った笑いを体感したい人は、「オフ喜利」公式サイトで開催情報をチェック!

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