「顔認証」からICカード「taspo」まで

タバコをめぐる認証・識別技術はこんなに進化していた!?

2008.02.22 FRI


内蔵カメラに顔を向け、「確認ボタン」をポチっとな。本人認証は約3秒で完了する 写真提供/フジタカ
スモーカーには厳しいニュースばかりが続いている。オールタイム禁煙のレストランも増えてきたし、交通機関でもタバコOFFの流れは止まらず。2008年1月からは東京都内・埼玉を走るほぼすべてのタクシーが車内全面禁煙となった。JR東日本の新幹線・特急からは、すでに喫煙席が消えている。

このまま肩身が狭くなっていく一方なの? と、お嘆きの愛煙家も多いことだろう。しかし、タバコをめぐるにぎやかな話題も少なくない。その火付け役は、意外にも街角にたたずむ自動販売機だ。

そう、この7月から全国のタバコ自動販売機に「成人識別機能の追加」が義務化される。この取り組みが進むことで、タバコ自販機は急激にハイテク装備化を進めつつあるのだ!

まずは、ニュースでもチラホラ見受けられるようになった「taspo(タスポ)」。これは、自動販売機でたばこを買う際に必要となる成人識別ICカードである(「たばこのパスポート」だから、タスポ!)。名前と顔写真が入っていて、見た目のフォーマットはIDカード風。首都圏の交通機関で使える「PASMO」、JR東日本の「Suica(スイカ)」などと同じく、自販機の読み取り部分にタッチして使うことができる。

さらに、バイオメトリクス(指紋や虹彩、静脈などの生体情報から本人認証を行う技術)テクノロジーを用いた次世代型自販機も登場。これは顔のたるみ、シワ、骨格などのデータを読み取り、成人かどうかを識別する「顔認証」技術を実用化したものだ。つまりは、映画『マイノリティ・リポート』や『ミッション・インポッシブル』ばりのカッチョイイ自販機も街に出現しつつあるってことなんですよ!

こちらは、自販機メーカー・フジタカが開発した「顔認証機能付たばこ自販機」。って、ちょっと待った! 19歳と20歳の区別って微妙そうですが。その辺、大丈夫なのでしょうか?

「未成年者へのたばこ販売防止が目的ですから、しっかりと対策しています。20歳前後の方の場合、運転免許証による識別装置へ誘導することになりますね。これにより、免許証の生年月日を読み込んで、20歳以上かを確認。さらに、カメラで読み取った購入者の顔と免許証の写真が同一か、という顔照合も行います」(フジタカ・営業企画部)

ユビキタスなICカード、SFチックなバイオメトリクス。タバコ自販機を発端に、アルコール類の自動販売機、入場に年齢制限のあるアミューズメント施設など、年齢認証システムが活躍するシーンは増えていきそうだ。しかし、一発で成人(というかオヤジ)に認証されるっていうのも、ちょっと複雑だよなぁ。

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