傷がついたボディに、ポツポツとヌケのあるディスプレイ…

気になるPCの傷やドット落ちを解決する斬新な技術とは?

2008.03.28 FRI


PCを傷つけない“スクラッチリペア塗装”のイメージ図。ゴムのような弾力を持たせる成分と、表面を滑りやすくする成分を科学的に組み合わせることによって、傷を「弾いて、滑らす」という仕組みらしい。(本文を参照) (画像提供/NEC)
この記事を書いているノートパソコンも、気づけば2年目。本体の傷はもちろん、液晶にもポツポツとドット落ちが目立ってきた。

そろそろ買い替え時かな? 次は丈夫なモノをと思った矢先に目に飛び込んできたのが、NEC の新製品「LaVie J」シリーズ。なんでも最新技術により、ボディについた傷が自己修復するのだとか。

いったいどんな技術なんですか?

「ゴムのように弾力性の高いポリエステル系の樹脂と、表面を滑りやすくするシリコン系の樹脂を組み合わせて開発されたスクラッチリペア塗装を施しました。この2つの樹脂に科学的な操作を加え、均一な高分子にすることで、擦過(さっか)や衝撃による塗膜表面の傷が回復しやすくなっています」(NEC コーポレートコミュニケーション部 橋爪さん)

少し難しいので要約すると、本来なら傷となって残ってしまう凹みを「ゴムで弾いて、シリコンで滑らす」というイメージなのだ。ただ、カッターや青龍刀でザックリいっちゃうと無理ですよね?

「それはちょっと。塗装がはがれたり、切断されると復元しませんので、お取り扱いには十分ご注意をお願いします」(同)

はい調子に乗ってわざと傷つけてはいけませんよね。ともあれ、ノートパソコンの薄型化が進むなかで、外に持ち歩く機会が増えている昨今。不意に傷をつけてしまうことも多いので、こういった技術が普及すれば助かります。

次に、ずっと気になっていたドット落ち。その原因を調べてみると、液晶パネルのバックライト・ユニットの構成部品であるプリズムライトの損傷という後天性のものに加えて、「製造工程で配線が断線するなどして、画素単位の部分が点灯しなくなる」という先天性の原因もあるそうだ。これは、現在の技術でも防ぎきれないことから、仕方のない症状として保証対象外に設定されていることも珍しくないとか。

あきらめるしかないのかと思っていたところ、『Kill Dead Pixel』というサイトで直せるかもとの情報が! 早速アクセスしてみたところ、「ドット落ち部分にチカチカと点滅する画像を1時間ほどあてて、ドット表示機能を活性化させる」という簡単な対処法。残念ながら筆者のPCには効果がありませんでしたが、直る人は直るそうなので、試す価値はアリかもしれません。

丈夫なボディを実現する技術と、不具合を簡単に改善できるアイデアで、PCの寿命は長くなりそう。買い替えはもちろん修理費もバカにならないので、財布の中身が寂しい筆者には明るい話題です。技術者のみなさん、これからもがんばってください!

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