ヤフー、ミクシィが対応を発表

ユーザー登録やログインが簡単になる「OpenID」って何だ?

2008.04.04 FRI


ヤフージャパンでは、既存のYahoo JAPAN IDを「OpenID」化するサービスのβテストを実施中。ここで取得したOpenID用のURLは、高いセキュリティを確保した規格「OpenID2.0」に対応した世界中のウェブサイトで利用できる
ネット上でぶらぶら遊んでいるときに見つけた、最新流行のウェブサービス。なんか面白そうだし、使ってみようかな? と思いつつも、「新規ユーザー登録」の手続きが面倒くさくて、まぁいっかとあきらめた経験はないだろうか。利用サイトが多くなると、管理する「ユーザーID」と「パスワード」が増えるのも、ちょっとしんどい。

そこで最近アメリカでは、様々なサイトへのユーザー登録やログインを簡単にする「OpenID」が話題になっている。果たしてどんな技術なのか、日本でOpenIDの普及を推進している「OpenIDファウンデーション・ジャパン準備局」に問い合わせてみた。

「OpenIDの使い方を簡単に説明すると、まずOpenIDプロバイダーと呼ばれるID発行サイトに氏名などの個人情報を登録して、URL形式のIDを取得します。すると、世界中にあるOpenIDに対応したウェブサイトに、そのURLをユーザーIDの代わりに入力するだけでログインできるようになります。面倒なユーザー登録などの手間を簡略化できるのが大きなメリットです」

つまり、自分用に発行されるURLが、あちこちのウェブサイトで使える万能IDになるというわけ。でも、サイト間の見えないところで自分の個人情報が伝達されるって、なんか怖いかも? OpenIDのセキュリティについて、電子認証大手の日本ベリサインに聞いてみた。

「OpenIDの考え方は、個人情報をユーザー自身で選択したOpenIDプロバイダーに集約させて、管理を委託するというものです。ユーザーとしても、各サイトに個人情報をバラバラに登録するより、一極集中して管理する方が便利ですよね。利用したいサイトに個人情報をどこまで伝達するかは、ユーザー自身で決められるので、余計な情報まで漏れてしまう心配はありません」

うーん、なるほど。確かに便利そうなOpenIDだけど、国内の普及状況を見てみると、現時点ではまだ使いやすいサービスとは言いがたい。いくつかあるOpenIDプロバイダーごとに利用できる対応サイトがバラバラで、使用している規格にも違いがあるなど、ユーザーにとってわかりづらい部分が多いようだ。

とはいえ、ヤフーやミクシィなど大手サイトがOpenIDへの対応を発表したこともあって、ユーザー数は今後増加していくと予測されている。それに合わせて対応サイトが増えていけば、近い将来、面倒なID管理の義務から開放される日がやってくるのかも。

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