自分の精子が見られる!?

顕微鏡「プラズマスペルマ」で己の存在を見つめ直してみた!

2008.04.25 FRI


写真は20代~30代の精子サンプル。ちなみに、別名(?)ガマン汁として有名な“カウパー腺液”で妊娠することはない、と辻先生。ただし行為中、本人が気づかない程度に射精している可能性があるとか 写真提供/ACE01
理科室の顕微鏡で、自分の髪の毛やら鼻くそやらを見た方、あるいは見たかった方、いますよね。当時は思いも寄らなかったんですが、よく考えたらそのノリで自分の精子を見てみたくないですか?

そんな願いをかなえる顕微鏡が『プラズマスペルマ』です。通常、精子を確認するには1000倍前後のレンズが必要といわれているのですが──それだと多くが1~2万円するところを──なんと5800円という低価格で実現。

販売元のエースゼロワンいわく、「レンズの質はそのままに、本体をABS樹脂にしてコストカットを実現した」そう。これがネット上で話題を呼び、Amazonをはじめ通販サイトで軒並み売り切れに。1万個が完売したそうですから、意外にそのニーズがあったわけですね。なければ欲しくなるのが人情。今回メーカーにもなかった在庫を探し出した筆者は、実際にこの目で己の精子を確認してみることにしました。

精液をプレパラートに載っけたら、我が息子らと初対面! と思いきや、600倍・1200倍のレンズ調整がかなり繊細で、数時間格闘したのちようやくピントがあったころにはみんなお星様に。調査目的で連続2回はキツいんですが、再度挑戦してやっと会えたマイサンは、ピチピチ跳ねてます。自分の分身だけに、この感動はシーモンキーどころの騒ぎじゃありません。

ところで、こうして確認できた精子の、「元気のあるなし」や「数の多い少ない」はどうやってチェックすればいいの? 男性の不妊治療で有名な天神つじクリニックの辻祐治先生にうかがいました。

「現在の不妊治療の現場では、精子の多さは問題でなく、精子が元気かどうかを見ているのですが、素人判断ではまずあてにならないですね。極端な場合、精子かどうか判断できない方もいると思います。精液の中には、精子以外に精子の元になる細胞や雑菌なども混じっていますから」

なるほど。本当に精子の状態が心配な方は、専門医を訪れた方がいいそうです。

「病院の検査では、射精直後のドロドロの精子をかく拌し、『液化』させてから観察しています。ただし、この手の精子観察用の簡易顕微鏡で『自分の精子が確認できなかった』と来院された方で、実際に無精子症の方がいらっしゃったので、自分の精子に興味をもつきっかけとしてはいいと思いますよ」

最後に先生。本気で精子を検査したい場合は、どれくらい射精をガマンした方がいいんでしょうか?

「毎日射精している方は、常に新鮮な精子が生産されています。なので特に禁欲期間は必要ありません。むしろ普段あまり射精されない方は、検査の2~3日前に一度古い精子を出してからの方がいいと思います」

精巣の働きを維持するためにも、「毎日オナニーしていい」と先生。なんだかちょっと安心しちゃいました。てことで毎日会おうぜ、俺の分身たち!

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