パソコンのデータの正しい扱い方

「ゴミ箱に入れる→空にする」でデータが完全消去できないのはなぜ?

2008.07.04 FRI


ファイルをゴミ箱に入れ、「ゴミ箱を空」にしても、新しいデータが上書きされるまでは、以前のデータが残っている。この段階では、データを復元することが可能だ イラスト/コットンズ
PCのデータを削除したいとき、ファイルをゴミ箱に入れて「ゴミ箱を空にする」。小気味いい効果音とともに、ゴミ箱にあったファイルが消えますよね。でも、実はこの状態だとまだデータは完全に削除されていないって知ってました? 見た目ではファイルはなくなっているけれど、この段階ではまだハードディスク内にデータは残っているんだそう。どうしてそんな仕様になっているんでしょう?

「『ゴミ箱を空にする』の操作でデータの完全消去を行っていると、処理に時間がかかります。ですから、『ゴミ箱を空にする』の操作では、データの一部に削除済みの印をつけます。この印のついたデータはWindowsから見えなくなります。削除済みの印がついた記憶領域は、他のデータを新しく保存するときやデータの更新を行うときに順次再利用され、その際に以前のデータが失われていきます」(マイクロソフト)

「ゴミ箱を空にする」で「削除済み」の印が付いたデータは、言ってみれば、「売り地」と看板をつけられた古い建物のようなもの。実際に更地になるのはその土地に新しく建物を建てるとき(新しくデータを記録するとき)で、それまでは古い建物(データ)がそのまま残ってしまっているということか(イラスト参照)。

でも、個人情報の厳しい管理が求められる現代、「自分が消したつもりのデータが、実は消えてない」というのは、結構アブナイな気も。削除したはずのデータがもし他人に復元されて悪用されたりしたらと考えると、怖いですよね。

「ハードディスク内に残ったデータを完全に消去したい場合は、市販のものも含めてツールがいろいろとありますから、それを使うといいでしょう。また、不要になったPCのハードディスク内のデータを完全に消去するサービスもあります。PCを捨てる前にはそういったサービスを利用することをオススメしますね」(同)

万が一、他人に見られるとまずいデータを消去するときは、念には念を入れて専用ソフトで完全消去しておくのが得策かも。それがどんなデータかって? それは口が裂けても言えません!

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