『秘密結社 鷹の爪』人気で考える

Flashアニメはアニメ界をどう変えるのか!?

2008.07.10 THU



写真提供/蛙男商会・DLE
心優しい総統が率いるのは、平和のために世界征服を企む悪の秘密結社「鷹の爪団」。昨年、世界初のFlashアニメムービーとしてシュールな笑いで劇場を沸かせた彼らが、5月公開の『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIEII~私を愛した黒烏龍茶~』で再登場!

作品の監督・脚本から声の出演ほか何から何までほぼ一人でこなすのは、クリエイターのFROGMANさん。『鷹の爪』は全編Flashアニメだそうですが、普通のアニメとは何が違うのでしょうか?

「使っているソフトが違うんです。よく誤解されるんですけど、Flashは安っぽいアニメを作るためのソフトというワケではありません。作ろうと思えば、いままでのテレビアニメーションと変わらないものを簡単に作ることができるんです」

試しにやり方を教わってみると。数分で描いたキャラクターが、あっという間に音楽に合わせて右から左へ歩いて移動する動画が! これは、本当に超簡単!!

「デジタル技術って、もともと職人芸を必要としなくするための技術だと思うんです。たとえば、デジカメでド素人がそれなりの写真を撮れるのと同じ。あの宮崎駿さんがFlashを使ったとしても、これまでの宮崎アニメと比べてなんら遜色のない作品ができあがると思いますよ」(同)

つまり面白いシナリオさえあれば、第2・第3の『鷹の爪』が出てくるかもってこと!?

「海外では、2割くらいのアニメがFlashを使って制作されていますが、日本ではほとんど使われていません。日本のアニメで受け継がれてきたものって、いわば伝統芸能なんですよ。制作に時間とコストが掛かるうえ、技術者の収入が低すぎて若い芽が育たないという問題もあります。これからは、いままで培われてきた日本の高いスキルをFlashアニメに注いでいくのも、その解決策のひとつか、と」(同)

いつかFlashアニメが、日本のアニメ界を征服する日が来るのかもしれない。


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