数年で視聴できなくなる恐れも

DVD、CDにも寿命があったデータを永久保存する方法ってあるの!?

2008.07.18 FRI


腐食して表面に穴が開き、再生が困難になった音楽CDの拡大写真。一般的にDVDの方が長寿命とされているが、海外の粗悪品なら数年でこんなバッドコンディションに陥る恐れもあるそうだ 写真提供/鴻池賢三氏
少年時代に燃えたドラマ、萌えたアニメのDVDボックスは大人買い。映画にお笑い、格闘技と、気になった番組は手当たり次第にHDDレコーダーに録画し、DVDに焼いて永久保存。このライブラリーさえあれば、老後までエンタメ生活も安泰! な~んて思っていたけどどうも最近雲行きが怪しいようだ。

経済産業省が所管するデジタルコンテンツ協会の調査によると、DVD-Rの寿命は最短で「9年」という衝撃の数字が!(温度30℃、湿度80%の環境) えぇっ!? DVDやCDなどの光ディスクって、カセットテープやビデオテープと違って劣化しないのがウリだったのでは?

「確かに、レコードやテープなど、接触して信号を読み取るメディアと比べたら、光ディスクは摩耗で寿命が短くなることはありません。しかし、それはディスクの品質、保存状態が万全だったらの話です。近年、海外製の粗悪ディスクが出回り出してから、にわかに光ディスクの寿命が心配されだしました。私も音楽CD(海外盤)の記録層が腐食してボロボロになった経験がありますし、テレビ番組を録画したDVD-Rがレコーダーで再生できないことも珍しくありません」

この衝撃的な事実を教えてくれたのは、All About「オーディオ・ビジュアル」ガイドの鴻池賢三さん。光ディスクは、DVD-Rなら色素を変化させ、DVD-RWなら結晶構造を変化させてデータを記憶している。これが高温や湿度変化、紫外線にさらされると結晶構造や色素が変化し、データが正しく読み取れなくなってしまうのだ。

「録画用ディスクは刺身と同じぐらいデリケートだと考えましょう。信頼できる国産メーカーの個包装製品を購入するのが正解ですよ。安いからといって、まとめ売りの製品は危険。実際に使うまで、温度・湿度の変化にさらされますからね。保管場所は光の当たらない扉や戸棚の中でOK。とにかく急激な温度変化、結露を避けることを念頭に置いてください」(同)

現在、寿命の測定方法は世界的な統一基準ができつつあり、JIS化される方向で進んでいるそうだ。だけど、これまで保存したデータは? 結局、DVDを慎重に保存し、ブルーレイなどの新しいメディアが登場したらデータをマメにリレーしていく。そんな地道な保存が無難みたい。はぁ~、膨大なDVDの山を見ると、気が遠くなりますねぇ。

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