F値、絞り、焦点距離…

デジタル一眼レフを使いこなす基礎知識を身につけたい!

2008.09.12 FRI


カメラのレンズ表面には、レンズの画角の指標となる「焦点距離(mm単位で表記される)」と、明るさの指標となる「開放F値(ズームレンズの場合はその範囲)」が表示されており、そのレンズの特性が一目でわかるようになっている
最近、ちょっと本格的な写真撮影に興味が湧いてきた。早速、安めのデジタル一眼レフカメラを購入したものの、取説を読んでも「F値」やら「絞り」やらの専門用語が難解で、イマイチ上手く使えない。そこで一眼レフの基本のキについて、デジカメ入門誌『デジキャパ!』の佐川智康編集長に解説をお願いしました!

「まずF値というのは、レンズの明るさを表す指標です。特に絞りをもっとも開けたときのF値を開放F値といい、この数値が小さいほど明るいレンズと言えます。レンズが明るければ、薄暗い室内などでも多くの光を取り込めるため、手ブレや被写体ブレを防いでキレイな写真が撮りやすくなります。ただし、明るいレンズほど高価になりがちなので、割り切りは必要ですけどね」

取り込む光量が多いほど、シャッター速度を速くできる(=ブレ辛くなる)わけですね。

「次のポイントが絞りです。レンズを絞ると被写界深度 が深くなり、ピントが合う範囲に奥行きがでます。きっちり写したい風景などは、ある程度絞ることで写真のすみずみまでシャープに撮れるし、逆に人物のポートレートなどは、絞りを開放にして被写界深度を浅くすると、背景がボケて人物がくっきりと浮かび上がり、印象的な写真になりますよ」

同じ構図でも、絞りによって撮れる写真が変わるんですね。

「また、一眼レフは撮りたいイメージにあわせてレンズを交換できることが最大の特徴です。レンズの違いは主に明るさと焦点距離で決まります。肉眼に近い範囲を撮れる焦点距離50mm前後(35mmフィルム判換算)のレンズを標準域として、ものすごい高倍率の望遠レンズや、約180度の範囲が写る魚眼レンズなど、コンパクトデジカメではあり得ない表現ができるレンズも色々あります。同じカメラでも装着するレンズの個性によって、まったく印象の違う写真が撮れるようになるんです」

つまり、レンズの個性を生かすことが一眼レフを使いこなす醍醐味、というわけですか。

「デジタル全盛の現代では、カメラ本体の性能は日々進化しています。しかし、一眼レフ用のレンズは時代の影響を受けづらく、新型のカメラにも装着して使える資産になります。一眼レフを買うならばレンズが本体でカメラはオマケくらいの気持ちで機種選びをした方が、後悔しない買い物ができるかもしれませんね」

カメラ好きの上級者が、次々とレンズを購入する理由が少しだけわかったかも。以上の基礎知識を踏まえて、まずは付属レンズでどんどん試し撮りしてみますか!

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト