今夏は過去50年で最多の落雷を記録

PCや家電をどう守ったらいい? IT版雷対策を教えて!

2008.09.19 FRI


都市部ではヒートアイランド現象が進んでおり、雷の発生数は増す一方。毎年のように“雷の当たり年”が訪れるかも!?
ピカッ! ゴロゴロあれ、また? この夏、やたらと鳴っていた雷。気象庁によると、東京都では7月の雷観測日が7日を数え、ここ50年で最多。8月には11日(平年の4倍以上)も観測されました。まぁ、いくらピカゴロ鳴っても、屋内にいる限りは安全ですけどね。

「いえ、落雷による間接的被害も見逃せません。先日(9月7日)も、落雷の電気ノイズで地震計が誤作動し、名古屋市の地下鉄が全線で止まる騒ぎがありました。雷の電圧は約1億ボルトで、家庭で使う電圧の約100万倍。落雷で生じた過電圧が屋内に流れ込んだら、パソコンに被害を及ぼすこともありますよ」

そう警告するのは、ITコンサルタントの水谷哲也さん。9月も落雷被害、多発してるんですね! 水谷さんによると、落雷で生じる過剰な電圧・電流は「雷サージ」と呼ばれ、電力線やADSLなどの通信線、テレビのアンテナなどを伝って屋内に侵入する。この雷サージが直撃したら、テレビや冷蔵庫、パソコンやDVDプレーヤーがクラッシュする危険もあるそうだ。

さらに、送電線に落雷した場合、瞬間的な電圧の低下や停電状態(瞬電、瞬低)でパソコンがダウン。作業中のデータが飛んでしまうことも。コレはマズい。個人でもできる対策を教えてください!

「雷が鳴ったらパソコンの電源を落とす。これが最大の防御法ですね。電源がオフでも電流は進入しますから、必ずコンセントからプラグを抜くこと。対策アイテムとしては、雷サージの過電圧を吸収する専用タップがおすすめ。数千円程度で購入できますよ」(同)

企業の雷対策は着々と進行しており、通信回線用の雷ガード設置、瞬低(落雷で瞬間的に電圧が低下すること)から電子機器の被害を防ぐ「UPS(無停電電源装置)」の導入は当たり前になってきているそうだ。

「企業でサーバーを導入する際は、UPSをセットにして見積もりを出すのが通常ですね。このUPS、停電の際はバッテリーから電気を供給してくれます。個人でノートパソコンを使っている場合はバッテリーが瞬低対策になります。デスクトップを使っている場合は、余裕があったらUPSを導入して、もしもに備えましょう」(同)

温暖化による異常気象で今後も落雷は増加していきそう。でも、ゴロゴロ鳴ったからといってパソコンを落としてばかりいては仕事になりませんね。対策アイテムで、雷様の猛威をしっかり防ぎましょう!

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