PCも人もたまには「オフ」が大事かも…

「スタンバイ」と「電源を切る」は、どっちがPCにとっていいの?

2008.10.10 FRI


「終了オプション」を選んでも「休止状態」のアイコンが現れない場合は、「Shiftキー」を押して「スタンバイ」を選ぶと「休止状態」になる(Windows XP Home Editionの場合)。なお、コントロールパネルの「電源オプション」にある「休止状態」のタブで「休止状態を有効にする」を設定している必要がある
Windows PCの電源を落としたり、PCからちょっと離れるときに使う「終了オプション」。「スタンバイ」や「休止状態」は、「電源を切る」よりも素早く復帰できるということはわかりますが、そもそもこれらの状態って何がどう違うんでしょう? 

「『スタンバイ』というのは、データをメモリに保存し、CPUやHDDなどの電源を切っている状態です。データを展開したまま保存するので復帰は速いですが、メモリのデータを保持するために電気を消費し続けます。一方の『休止状態』というのは、展開しているデータを全てHDDに移してしまってから、メモリ、CPU、HDD全ての電源を落としている状態です。復帰時にはHDDの読み込みを行うので多少時間がかかりますが、『休止状態』中の電力消費はほぼありません。『電源オフ』は、プログラムを全て終了して電源をオフにすることです」(富士通・平沢未歩さん)

わかりやすく例えると、HDDは本棚で、メモリは仕事をするデスクのようなもの。「スタンバイ」は、仕事をしている机をそのままの状態にしておくようなもので、イスに座ればすぐに仕事に復帰できる状態です。「休止状態」と「電源オフ」は、仕事を本棚に片付けてしまっている状態ということ。そして、そのしまわれた仕事をきれいに片付けたものが「電源オフ」。作業途中のまま本棚に詰め込んでおき、仕事を始めるときに再び元の状態に広げるのが「休止状態」ということなんです。

これだけ見ると「休止状態」が最も便利なように感じますが、「休止状態」の間に、周辺機器を取り外すと不具合が起きたり、何カ月も「休止状態」を使い続け「電源オフ」にしない状態だと、メモリにわずかに残る無駄なデータが整理されず、PCのパフォーマンスが悪くなる可能性もあるのだとか。

では、どの方法が1番いいのでしょう?

「時と場合によって1番いい方法は変わってきます。PCを離れるのが1時間程度でしたら『スタンバイ』がいいでしょう。電源オフから再びPCを立ち上げるのは、『スタンバイ』状態で1時間放置するのと同じくらいの電力を消費しますから。1時間以上長く離れたり、ノートPCを持ち運ぶ場合には、メモリに電源を使用しない『休止状態』か『電源オフ』をオススメします」

また、Windows Vistaでは「スタンバイ」と「休止状態」の中間のような機能「スリープ」が作られ、「電源オフ」よりも推奨されています。Windowsのバージョンによっても多少違いがある「終了オプション」、上手に使い分けたいところですね。




(堅田智裕/verb)

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