ついに6コアCPUも登場

CPUの“コア”が何たるかを語れるコアな男になる!

2008.10.17 FRI


2コアは“デュアル”、4コアは“クアッド”と英語で呼ばれるマルチコア。6コアの場合“セクスタブル”となり、語呂が悪くなることから「ギリシア語の“ヘキサ”が使われるかもしれません」と阿久津さん イラスト:牧野良幸
インテルは9月16日、同社初の6コアCPUとなる「Xeon 7400シリーズ」を発表した。

最近のパソコンではデュアルコアと呼ばれる2つのコアを搭載したものが主流ですし、ハイスペックモデルだと4つのクアッドコアも珍しくありません。それが6つに増えたってわけか。なるほど。

って、すみません、実はコアがなにかわかっていませんっ!

というわけで、CPUに詳しいパソコンライターの阿久津良和さんにうかがいました。

「コアはパソコンの頭脳と呼ばれているCPUの中で、演算処理を行っているまさしく核(コア)の部分です。一般にコアと使う場合は、マルチコアの略で、ひとつのCPUに複数の演算部を搭載したものをさします。マルチコアは、外見上はひとつのCPUですが、パソコン側から見ると複数のCPUを搭載していると一緒なので、同時にいくつもの計算処理ができる。つまり、パフォーマンスが向上するんです」

マルチコアの登場で、従来の1つのコアをもつCPUは特にシングルコアと区別されるようになったそう。でもシングルからマルチになると、具体的に何がいいんでしょう?

「普段パソコンでは音楽を聴きつつネットを眺め、その裏でメール受信してと複数のソフトを同時に起動させていますよね。一見、複数の処理を同時にこなしているかのように見えるんですが、実際は各ソフトの処理を細かく分けて、シングルコアならひとつしかない演算部で、ひとつずつ順番に計算しているだけなんです。つまり、駅の切符売り場の窓口がコアで、並んでいる客が処理内容だとすれば、シングルは窓口がひとつ、デュアルは窓口がふたつ、クアッドは窓口が4つとコアが増えれば増えるほど、客をさばくスピードがどんどん早くなるんです」

では、6コアとは言わず、8コア、12コアと増やせばいいのでは?

「もともとマルチコアは、従来のシングルコアのクロックアップ(計算処理能力の向上)によって増加した消費電力と放射熱量を、抑えるために生まれた技術です。ただ、コア数増加のためにCPUの基盤の面積を増やすと、それに正比例して製造不良も増えるんです。そのため、CPUメーカーとして有名なインテルですら、6コア版Xeonも2年の開発期間を要しています」

ゆえに、当面はサーバー用に提供されるという6コアCPU。ともあれ、コアは今後のパソコン選びで覚えておいて損はないキーワードのようですよ。

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