ブラブラさせたままで大丈夫?

「アース」って一体、何のためにあるの?

2008.10.17 FRI


電子レンジの裏側にコンセントと並んで付属している「アース」。このままブラブラさせておくのはNGなので、みなさんも一度、電子レンジ、冷蔵庫、クーラーなどのアースがちゃんと接続されているか、チェックしてみて!
先日、電子レンジの調子が悪くなったので、コンセントの接触でも悪いのかなとコードのあたりを調べていたら、緑と黄色のアースがブラブラしているのを発見。

まさかコレが原因!?  一応説明書を見てみると「水気のある場所で使用する際は取りつけること」と説明書きが。う~ん、レンジの調子とは関係なさそうだけどコレっていったい何のためにあるの?

10月より社名統一をした家電製品メーカー、パナソニックに問い合わせたところ、広報グループの武藤真奈さんが教えてくれました。

「『アース』とは、主に家電製品が漏電した場合、使用者が感電しないよう、電気を安全に処理するために付属した導線です。一般的に、電気は電線や電気機器の絶縁が悪くなると、通常は通ってはいけない場所にまで漏れ出て『漏電』します。漏電時、電気は抵抗の小さい場所を通って大地へ流れる性質があるため、手や足が濡れている人が漏電中の機器に触れると、電気抵抗の小さい人体を通り、感電する危険性があります。このような危険から使用者を守るため、水気のある場所で使用する電気機器には、漏電時も電気が安全に大地へ流れるための道としてアースを付属しているのです」

う~ん、何とも重要なアイテム! 実は、アースは『電気設備に関する技術基準を定める省令』など複数の法律で、湿気や水気のある場所で家電製品を使用する際に設置が義務づけられているそう。

最近の住宅やマンションはアース端子付きのコンセントが多いので、個人での取りつけも可能ですが、アース端子がない場合は専門業者による設置工事が必要になのだとか。

メーカーも感電防止に配慮した製品設計をしていますが、さらなる安全確保のためにアースはあるのですね。あれ? でも、感電の心配のなさそうなPCなどにもアースがついていますよね!? アレはなぜ? 

「アースには大きく分けて2つの目的があります。1つは、家電製品による感電や雷の発生時に起こる過電流防止などの安全面について。もう1つは、電磁波やノイズを抑制することにより、機器の動作を安定させること。PCなどに付属しているアースは後者を目的としています」

このような理由でレンジや洗濯機などの家電製品以外にもアースを付属しており、さらには信号や避雷針、医療機器など屋外でも使用されているそう。

「大地・地球につながる線」という意味から名づけられたアース。小さくて細いコードですが、その役目は名前の通りとても大きなものだったんですね。

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