果たして日本でも浸透するのか!?

ネットで個人がお金を貸し借りP2P融資のリスクとリターン

2008.10.16 THU



イラスト:藤田としお
個人同士がネット上の仲介サイトを通じてお金を貸し借りする金融ベンチャー「P2P融資(ソーシャルレンディング)」の普及が世界的に進んでいる。アメリカの最大手サイト「プロスパー」では会員数90万人、融資総額は約1億7000万ドルにも及んでいるというが、見知らぬ相手とネット上でお金を貸し借りするメリットとは? 今秋、日本初のP2P融資サイトを開始する「maneo」の妹尾賢俊代表に話を聞いた。

「P2P融資の特徴は、貸付金額や金利などの契約条件を、ユーザー同士の合意によって設定できること。借り手はなぜお金が必要なのか、自分がどんな人間なのかといったプロフィールを自己PRでき、貸し手は相手の人となりや経済状況などを見極めて金利を提案できます。お互いが自己責任において自由に契約できる点が、銀行などの画一的な金融商品との違いです」

具体的な契約のしくみはどのような?

「逆オークション方式で借り手が希望額をサイトに登録し、より低金利で入札したユーザーと契約する形です。実際には、借り手にとっては銀行から借りるより低金利で、貸し手にとっては預金より高金利になる年利6~8%程度のローンを想定しています。また、契約締結時の貸付金額の1.5%と、月々の返済残額の1.5%が手数料として弊社の収益になります」

双方にとって金利メリットがあるわけですか。でも、セキュリティなどの問題点は?

「信用情報機関と提携し、契約時の身元確認は銀行並みの厳重さで行います。また、借り手の年収基準を300万円以上に、1契約あたりの貸付上限金額を20万円に設定することで、貸し倒れリスクの低減を図ります。我々としても、良質な借り手ユーザーを多く集めることが当面の課題なんです」

想定しているユーザー層は20代後半から30代、結婚や出産など様々なライフイベントが発生する世代だとか。今後P2P融資が日本でも普及すれば、僕らのマネープランの選択肢の一つになるのかも。


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