2001Google Searchは見た?

過去のサイトを検索できるWEBアーカイブの実力

2008.11.13 THU



写真提供/APImages
7年前のネット世界にタイムスリップ。10月末までの期間限定サイト『2001 Google Search』では2001年時点でのキーワード検索の結果が表示され話題になった。でも、どうしてグーグルで過去のサイトが検索できたのだろう? もしや膨大な量のサイトを保存しているのか。サーチエンジンや情報検索を研究する早稲田大学基幹理工学部の山名早人教授に話を聞いた。

「グーグルは過去のサイトの保存を公式に認めていません。見ることができたのは、アメリカにある非営利団体『インターネット・アーカイブ』が保存しているサイトにリンクされていたからです。ここはWEB上に存在したサイトを保管する図書館のようなもの。本と同じようにサイトの情報も未来に残す文化と捉えて様々なサイトを収集、保存しています」

収集頻度はWEBページの更新間隔を予想してロボットが自動的におこなうので、毎日更新のサイトでも全て収集されているわけではないとか。ちなみに、2001 google Searchは終了したからもう見られないとお嘆きのあなた。『インターネット・アーカイブ』から直接URLを打ち込めば、国内外を問わず過去のサイトを見られる場合もあるので一度お試しあれ。

日本ではというと、実は『WARP(インターネット情報選択的蓄積事業)』と呼ばれるプロジェクトを国立国会図書館が行っている。とはいえ、担当者によると「今のところは主に国の公的機関のWEBページを収集の対象としている」とのこと。

ユーザーの立場からすると、過去の情報が蓄積されるのは便利である。しかし、著作権法の保護対象や肖像権、プライバシー権の取り扱いは国によって異なる。日本ではWARPが収集しようとした公的機関のサイトがタレントを使ったキャンペーンだったので断られたケースもあったという。気軽にいつでも過去のページを見られるようになるには、まだまだクリアしなくてはいけない問題が山積みのようだ。


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