隣の理系がワカラナイ

第2回 理系の人たちってオタクっぽくない?

2008.12.19 FRI

隣の理系がワカラナイ

はじめまして。理系出身のエンジニア(開発)です。大変面白い記事でした。理系=暗い 文系=明るいというイメージが払拭、あるいは改善されるような記事を期待しています。これからも楽しみにしています。頑張ってください!!

投稿者:「みなっち」さん(宮城県/24歳/男性)

みなっちさん、ありがとうございます!
理系の人が、怒っていないというだけでもありがたいのに、
応援までしてくれているとは(泣)。
これからも胸を張って企画を続けていけそうです。

そんなわけで、第2回は、理系への偏見中の偏見
「理系ってオタクっぽくない?」について、調べてみます。

自称「理系イメージアップ委員長」として、
この偏見の出所を探ってみましょう!
『ぼく、オタリーマン。3』より (c)よしたに (c)中経出版 オタクと理系について知りたい人にとって、バイブルのような一冊。最新刊ではなぜか自衛隊に体験入学するなど、ますますマニアックな方向へ向かいつつあります。

どうして理系は オタクっぽく見えるの?



理系の人たちには失礼な話ですが(怒らないでくださいね)。非理系の人に「理系のイメージは?」と尋ねると、「オタクっぽい」と答える人が少なくありません。それって、どうしてなんでしょう?

「オタクは理系のほうが多い」という明確なデータがあるわけではありませんし、オタクに文系も理系も関係ないはずです。文系オタクの有名人もたくさんいます。

それなのに「オタク=理系」というイメージがあるのはなぜなのか。『ぼく、オタリーマン。』『理系の人々』の作者であるよしたにさんに聞いてみました。作品を見る限り、よしたにさんは理系でオタクなわけですが。

「これはあくまでも仮説ですが、理系というのは興味があることをとことんまで深めないと気が済まないし、中途半端なら意味がないとさえ思っています。そういう極端な凝り性が、アニメや漫画といった趣味に対しても発揮されてしまうので、オタク化しやすいのでは?」

つまり、理系の人には探求心が強い=オタク化しやすい性質があると。でも、文系人間が「オタク=理系」と考えてしまうのには、もっとほかに要因があるような気がします。そんなわけで、『オタクの考察』の著者であるヒロヤス・カイさんにもお話を聞きました。ちなみに、カイさん自身もそこそこのオタク(漫画・アニメなど)で、お仕事はライターですが、コンピュータ関係の専門学校を卒業されている理系出身者です。

「オタクが誕生した80年代、ほとんどの人がテレビや雑誌から情報を収集していたなかで、コアなゲームオタクはもちろん、漫画やアニメオタクの多くもマイコン(今でいうパソコン)を持っていました。その中には文系の人も多かったはずですが、当時のコンピュータはMS-DOSとか、ある程度自分でコマンドを入力しないと扱えないものでしたから、オタク=理系のイメージがついてしまったのでしょう。でも、それはWindwsが登場するまでのこと。今は誰でもパソコンを持っていますし、オタクに文系も理系もないと思いますよ」

オタクツールとしてのコンピュータが「オタク=理系」のイメージを作ってしまったという説は納得。また、もともと電気(理系)の街だった秋葉原がオタクの街になったこと、よしたにさんが言うように、理系の人たちの物事に極端に傾倒しやすい性格なども「オタク=理系」だと思わせてしまう背景にはあるとカイさんは言います。

「ただ、文系か理系かという以前に、オタクだからといって趣味を否定されると悲しいので、温かい目で見守ってください」

そんなメッセージを残してくれたカイさん。理系に対するのと同じように、オタクへの偏見もかなりありますからね。皆さん、そのへんのところを分かってあげてくださいね!
「カフェ・サイファイティーク」のぼらんさん(左)とN島クン(右)。「飲み会とかでも、理系はすぐに紙とペンを出して図を書いてしまうんですよ」(ぼらんさん)との言葉通り、会話中、ハカセたちはたびたびテーブル常備のミニホワイトボードで図解してくれました。各テーブルでは、実験道具を食器代わりに使用。

ホンモノの理系がたくさん!「理系カフェ」に行ってきた



「オタク」と「理系」というキーワードで検索をしていたら、とんでもないものを見つけてしまいました。それが「理系カフェ」です。

巷には「メイドカフェ」を筆頭に「妹カフェ」「執事カフェ」「男子校カフェ」などなど、さまざまな萌えポイントを刺激するカフェがありますが、本物のメイドさんや執事がお給仕してくれるわけではありませんよね。ところが、理系カフェでは本物の理系の皆さんがお給仕してくれるのがウリ。早速行かずにはいられません!

ただし、理系カフェ「カフェ・サイファイティーク」は店舗があるのではなく、イベントなどに臨時で出展する期間限定カフェ。私が行ったのは、東京で行われた「第3回メガネっ娘&メガネ男子コンテスト」の会場です(理系といえばメガネですからね。というのも、文系の妄想ですが)。

お給仕する理系の人(ここでは「ハカセ」と呼ばれています)は白衣とメガネで接客してくれます。私の席についてくれたのは、ぼらんさんとN島クンの2人。ぼらんさんは半導体関連のお仕事、N島クンは情報通信企業のエンジニアと、2人とも普段は理系サラリーマンとしてお仕事をしているそうです。

「このカフェはメイド喫茶ブームのころ、理系男子に萌える女性向けに開店しました。萌えアイテムとして白衣とメガネでお客さんのお相手をするのですが、ハカセたちは本当に理系の人たちですからね。お客さんとは真剣にサイエンスの話をしますよ」(古株のぼらんさん)

ハカセの中には有名な大学教授やサイエンスライターもいて、ガチンコで最先端のサイエンスに触れることもできます。驚いたことに、『パラサイト・イブ』の作家として知られる瀬名秀明さん(薬学博士)がハカセとして給仕したこともあるんですって!

理系萌えな人でなくてもかなり楽しめそうなカフェですが、ハカセたちは文系の人と話していて面白い? 実は、前から「理系の人って文系と話しても面白くないんじゃ」と気になっていたので。

「理系の人はあまり外に出ない仕事が多くて、身内の人としか接していませんから、文系の人と話をするのは刺激になります。ただ、文系の人はワケの分からない理屈を簡単に納得してしまうところがあるような気がして、そういうところは理解に苦しみます。例えば、犯人がゲーム好きだったゲームがいけないというように、本当は=で結んではいけないようなものを、論理的な積み上げがないまま結んでしまうマスコミとか」(新人のN島クン)

おっしゃる通り。与えられた言葉をそのまま鵜呑みにして、勝手に「A=B」の図式を組み立ててしまうことはありますね(理系の人はそう考えないんだということに、むしろビックリ!)。理系の人と仲良くすることで、少しでも論理的思考ができるようになりたいものですね。 ただの偏見かと思っていた「オタク=理系」論も、
それなりに根拠があることが分かりましたが、
ちょっとは納得してもらえましたか?

さらに今回は「理系に萌える」という人がいることが判明。
確かに、女性の私から見て「白衣+メガネ」はなかなか魅力的です。
よくよく話してみると、知的で正直なところも
ステキじゃないかと思えてきましたよ。

それなのに、理系の人は恋愛にうといイメージがありません?
(これも勝手な偏見の一つですが)
そこで、次回は「理系と恋愛」について、
調べてみたいと思います。

理系の皆さんからの恋愛体験談や
「理系が好き!」という女性からの投稿など、
お待ちしています!

恋愛以外のネタも受け付けていますので、
どんどん投稿してくださいね。

カフェ・サイファイティーク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト