1時間早く帰るIT仕事術

第3回 仕事効率がアップするPC環境って?

2008.12.24 WED

1時間早く帰るIT仕事術


市販キーボードのなかでも、USBポートで接続するタイプの製品を選べば、ノートPCにも好きなキーボードを接続できる。大量の書類作成時などに効果を発揮するハズ

速く打てて疲れない良キーボードの効果とは?



PCに慣れている人も、そうでない人にとっても、長時間のPC作業はひどく体に堪えるもの。

肩コリと目の疲労はオフィスワーカーの職業病というけれど、実際に疲れてくると仕事がはかどらないし、細かい作業のストレスでキーを触るのもイヤになってくる。これってどうにかならないの?

「一般的に、PCの性能はCPUやメモリーといったカタログスペックが重視されがちですが、実際の使いやすさや疲労への影響を考えると、キーボードやマウスなど直接手に触れるパーツの品質がとても大切なんです」

と語るのは、ビジネス情報サイト「Business Media 誠」編集長の吉岡綾乃さん。これまで100種類以上のPCキーボードを所有してきたという、その筋では有名なキーボードマニアだ。

「オフィスワークにおけるPC作業は、キーボードによる文字入力が多くの割合を占めています。品質の悪いキーボードを使っていると、ミスタイプが頻発するために文字入力のスピードが落ち、作業効率が悪くなります。また、体に合わないキーボードは肩コリの原因になり、集中力が低下しやすいというデメリットもありますね」

キーボードなんてどれも同じかと思っていたけれど、PCの購入時に付属してくる廉価なキーボードと、単体で市販されている高級キーボードでは、品質に大きな違いがあるんだとか。

「個人的には、ちょっと高価ですが東プレ製の『Realforce』や、ダイヤテック製の『Majestouch』などの製品が入手しやすくオススメですね。独自の高品質なキースイッチが採用されていて、一つひとつのキーに適度な深さがありながら、押し込む感覚がとても軽い。余計な力がいらないのでリズミカルに速く打てて、疲れにくいのが特徴です。ほかにもいろいろな製品があるので、まずはショップで実際に触ってみて、手になじむものを探してみるといいですよ」

というワケで、筆者も家電店のキーボード売り場に突入し、高級キーボードの試し打ちに挑戦!

まず吉岡さんイチ押しの『Realforce』を触ってみたところ、キーを押した感覚は軽いのに、しっかり押した感がある不思議な打ち心地にオドロキ。確かによさそうだけど約2万円という価格にビビり、今回はパスさせて頂きました(汗)。

その後も陳列されているキーボードをすべて試した結果、狭いデスクにも置きやすそうな大きさとデザイン、そしてタッチ感が個人的に気に入ったPFU製『HHKB Lite2』(約5000円)をチョイスしてみた。

早速、自宅に戻ってPCの付属キーボードと『HHKB Lite2』を交換。ワープロソフトを開いて文章を入力してみると率直にいって、なんか次元が違う? 指がキーボードの上を転がるというか、ママチャリとロードバイクの違いというか。とにかく圧倒的に速く、正確に文章を入力できるのだ。

当初は指が速く動きすぎて、かえってタイプミスもあったが、手が慣れるとそれも減り、確実に狙ったキーを押せるようになった。この快適さを知ってしまったら、もう標準キーボードには戻れないかも。

仕事によって違いはあるけれど、毎日キーボードを叩いている時間の長さを考えれば、数千円の投資で入力作業のスピードアップ&疲れにくさが手に入るなんて安いモノ! と断言できそう。仕事用PCの手軽なカスタマイズとして、お好みの良キーボードを探してみては?
手持ちのB5型ノートPCに、19型ワイド液晶を増設したデュアルディスプレイ環境の図。コンパクトな組み合わせなので、小さなOAデスクでも使いやすい

仕事が30%速くなる?デュアルディスプレイを実践!



PCを操作するうえで欠かせない3大パーツといえば、キーボードとマウス、そして「ディスプレイ」。

デスクトップPCなら19型~24型、ノートPCなら12型~17型くらいが、一般的な液晶ディスプレイの大きさだ。この限られたスペースのなかで、僕らは毎日せっせと仕事に励んでいる。

ところで、06年のニューヨークタイムズ紙の記事によると、1台のPCにディスプレイを2つ接続する「デュアルディスプレイ」環境では、仕事の生産性が20%~30%も向上するそうだ。

さらに、08年12月にはビジネスマンに人気のノートPC「ThinkPad」シリーズから、17型ディスプレイ+折りたたみ式10.5型ディスプレイを搭載したモデルまで発表され、ネット上で話題になっている。

ひょっとして「デュアルディスプレイ」って、思ったよりもみんなに求められているものなの?

「日本のオフィスでは小さなノートPC1台でさまざまな業務を行っている人が多いのですが、ノートPCの小さなディスプレイは情報の一覧性が低く、ウィンドウを頻繁に開いたり閉じたりして使う必要があります。これでは作業効率が悪く、ストレスも溜まります。ですが、仕事用のPCを買い換えたり、高価な大型ディスプレイに交換するのはなかなか難しいもの。そこで、既存のPCにディスプレイを追加する『デュアルディスプレイ』環境なら、低コストで広い作業スペースを確保できるということで、PC上級者を中心に注目が集まっています」

と教えてくれたのは、PC周辺機器を製造するアイ・オー・データ機器の広報宣伝課・佐々木さん。ちなみに、最近は22型以上の大画面ディスプレイが市場の主流なものの、オフィスでノートPCと組み合わせるには、比較的小さな19型ワイドがちょうどいい大きさだとか。
USBポート経由でディスプレイ接続が可能になる「USB-RGB」を使えば、PCと液晶ディスプレイの接続作業はわずか数秒で完了。取り外しもケーブルを抜くだけなので、毎日抜き差ししても苦にならないハズ(アイ・オー・データ機器/実勢価格6000円前後)
というワケで、筆者も実際にデュアルディスプレイ環境で仕事をしてみることに。

普段から外出時に使っているB5型ノートPCに、19型ワイド液晶を接続。このPCには標準でディスプレイ接続端子がついているので、液晶ディスプレイをつないで「画面のプロパティ」から設定を変えるだけでデュアルディスプレイが実現できた。

さそくノートPC側のディスプレイには原稿書き用のテキストエディターを起動し、もう一方の液晶側には資料のワードファイルや、ブラウザーを表示して作業を開始。

使い始めて気がついたのは、何かを参照しながら作業するのに、2つのディスプレイはとても便利ということ。横長の液晶ディスプレイで資料をチェックしながら、目の前のエディターにどんどん文章を書いていける。「あの情報はどこにあったっけ?」とウィンドウをチョコチョコ切り替える必要がなく、目線の移動だけで欲しい情報が見つかるから、思考が途切れる瞬間がほとんどなく作業を進めていける感覚だ。

そのほかにも、片方の画面に常時メールソフト(やGmailなどのウェブメール)の受信トレイを開いておくことで、新着メールの件名を一瞬で確認できるのも便利だった。メールの着信音でいちいち作業を止めてウィンドウを切り替える必要がなくなり、重要な用件には即レスポンスを返すことができる。

1台の大画面ディスプレイとどう違うのか? と思って使い始めてみたけれど、作業によって画面を使い分けられる点が、単なるスペースの広さ以上に作業効率をアップさせられるポイントなのかも。

なんとなく特殊な職種向けのイメージがあったデュアルディスプレイ環境だけど、オフィスワーカーの作業効率アップにも十分効果がありそう。デスク上に多少スペースが空いているなら、検討してみる価値はあるのでは? 会社支給のノートPCをお仕着せ状態で使っている人は多いけれど、
わずかな出費で使いやすいパーツを加えることで、
作業効率がグッと向上するようです。

オフィスの机上に19型液晶とお気に入りのキーボードを常備しておけば、
今流行の超コンパクトなネットブック(UMPC)だって、
デスクトップPC並みの操作性で使えそう。

デスクワーク中心の人はもちろん、
外出の多い職種の人にもオススメです。

また「おれはこんなアイテムでPCを使いやすくしてる!」
といったオススメのカスタマイズ法があれば、
是非ともご意見をお寄せください。

ちなみに、で今までいただいたコメントからしています。

さて、次回のテーマはメールに注目してみた。
きっと、みんな毎日たくさんメールを書いているよね。
仕事には欠かせないメールだけど、
これって思った以上に時間が掛かっているもの。

そこで、メールを書くことのロスタイムを極力減らすことで、
リアルに1時間早く帰れる男を目指してみますか?

Business Media 誠

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