ネットの常識・非常識

第4回 ネットオークションって儲かるの?

2009.01.07 WED

ネットの常識・非常識

一般的にヤフオクが利用しやすいと思う。理由としてモバオクは、例えばブランドの時計に入札しても、価格が上昇するだけで、なかなか希望に近い金額では落札できない。なぜなら入札金額を監視され、低金額であれば(中略)匿名ID(たぶん出品者)が落札。これでは利用したくない。儲けたい気持ちはわかるけどオークションの意味はない。

投稿者:「伊豆の嵐」さん(60歳/男性/静岡県)

かなり手厳しいご意見なんですけども、補足しますと。

Yahoo!オークションは、月々のオークション利用料の他に
商品を出品して落札された場合、手数料として
落札金額の5%をYahoo!側に取られるのですが
逆にそれがあるからこそ
悪意がある出品者による、自作自演の落札を
防ぐことができるというわけです。

もっとも、モバオクは
オークションにかかる手数料が月定額315円のみなので
気軽に参加しやすく、当事者同士で落札金額を交渉できる
というメリットもあるんですが。

その辺の問題をうまく折衷しているのが
参加料が無料で、落札金額の5.25%のみを手数料として徴収している
楽天オークションかもしれません。

さて、今回ネットの常識・非常識の第4回では
ご家庭にある不用品をできるだけ高く売って稼ぎたい方に向けて
「出品」のノウハウについて調査。

果たして、高く売るコツってあるのかしら?
オークファンでは、ヤフオク、モバオク、楽オクなどの開催中アイテムの検索ができるほか、過去のオークションの落札相場もつかむことができる(クリックで拡大)。やはりデジタル機器は、ヤフオクの相場が高い模様

言わずもがな高値で落札されたい!ネットオークション出品の極意とは?



日増しに厳しさを増す、寒さ。そして景気。
メインの収入が減ったなら、副収入を得て、少しでも生活の足しにするしかありません。

その最もポップでキャッチーな稼ぎ口のひとつとして挙げられるのが、ご家庭にある不用品が売れるネットオークションです。

実際筆者も、かつて転職に失敗した際、1年ほどヤフオク(Yahoo!オークション)で、文字通り食いつないだ時期がありました。しかしそれも5年以上昔の話。最近のネットオークションの出品事情はまったくわからず。しかもヤフオクだけじゃなくて、モバオクに楽オク(楽天オークション)と、サイトも複数あるし。

言わずもがな、どうせ出品するなら高値で落札されたい。
というわけでその秘訣を、オークション支援サービスを提供するオークファンの木下裕司さんにうかがってきました。

「まずは、売りたいモノをどのサイトで出品するかを吟味します。オークション市場のシェア8割を占めるヤフオクは、利用者も圧倒的に多いので、どんなアイテムを出品してもそれなりの金額で落札されるんですが、モノによっては同じような出品も多く、横並びになるので落札金額が低くなることもあります。かたや、モバオクは主に20代の女性、楽オクは主に30代半ば以降の女性に人気がありますので、その層に人気があるブランドは比較的高めに落札される傾向があります」

実際、オークションの達人は出品するアイテムによって、利用するサイトを変えているのだとか。なるほど。オークションサイトを市場だととらえると、それぞれのユーザー層に見合った商品を投入すれば、おのずと注目を浴びて、結果的に高値で落札されやすくなるというわけか。

でも、自分が売りたいモノがどのサイトで人気かなんてわからないですよね。

「手前味噌で恐縮ですが、何かを出品する前はまず『オークファン』で過去の落札品検索をして、落札相場をチェックしてみてください。特にブランド品や家電モデルによっては、サイトによって落札価格にバラつきが出ることがあるんです。このとき、モバオク・楽オクの大体の落札価格がヤフオクよりも高い場合は、モバオク・楽オクに出品します。過去に落札された商品をひと通り見ておいて、おおよその平均落札価格をつかんだら、その90%ぐらいを目安に開始価格を設定して出品すれば比較的高値で落札されると思いますよ」

モバオク・楽オクのユーザーはケータイから利用することが多く、他のサイトや他の出品を検索したり比較したりしない傾向にあるため、独自の相場が形成されるのだそうです。そう、これが前回モバオクを利用した時に感じた、売り手市場の匂いですよ。

その他にネットオークションの秘訣ってありますか?

「これを言ってしまうと元も子もないんですが、普段のお買い物ではなるべく洋服でも家電でも名の通った、いわゆるブランド品を選んだ方がいいですね。とにかく、オークション市場では機能や品質が広く知られているブランドが物を言います。ブランド品は高いんですけども、不用になっても高値で売れるし、売れれば少しの差額でまた新しいブランド品が手に入るんですよ。逆にノンブランド品はどうしても『好み』に左右されすぎてしまいますし、『10万円で買いました』と出品者が言っても、入札者は裏づけが取れないので信用されず、落札されにくいのです」

売る時のことまで考えてモノを選ぶってのも味気ない話ですけど、ネバーエンディング物欲を満たすためのひとつの知恵ともいえるかもしれません。

というわけで世知辛い世の中ですけども、みなさんもネットオークションで賢く生活防衛してくださいね。
チュートリアルに従うだけで、ケータイから簡単に出品できる最近のオークション。とはいえ、ケータイカメラなので、機種によっては色味やディテールがわかりにくいことも。それを補うのが“ブランド”なのかもしれません。 撮影:熊林組

ヤフオク、モバオク、楽オクでお小遣い稼ぎをしてみました



月を追うごとに減る収入、目減りする貯金残高。その割にはますますお盛んな我が物欲。ふむ、このままでは家計がバーストしてしまう。

そんな時に便利なのが、ご家庭で不用になったモノを売って、少しでも生活の足しにできるネットオークション。

現在ヤフオク(Yahoo! オークション)、モバオク、楽オク(楽天オークション)といった国内の主要オークションサイトは、不況の影響もあってか、出品数も利用者数も増える傾向にあるようです。もちろん、誰もが知っているヤフオクが、圧倒的に強いんですけども。

とはいえ、オークション支援サービスを提供するオークファンの木下裕司さんによると「例えば、デジタル機器ならヤフオク、若者ファッションならモバオク、主婦向け商品なら楽オクが比較的高値で落札される」といった、それぞれのサイトの傾向もあるそうです。

果たしてそれは本当なのか。
うちの部屋をあさって、それぞれのサイトに最適そうなアイテムを実際に出品してみました。

まず、ヤフオクには機種変更して使わなくなったスマートフォンを出品。この手の商品にはマニアがいるので、高値を期待。オークファンで落札相場を検索しても、だいたい1万5000円は下らないようです。ここはひとつ、注目を浴びるために、最低落札価格なしの1円でスタート。今回は長い連休での出品なので、落札価格もつり上がるのではないかと期待。グフフ。

かたやモバオクは、F1層(20歳~34歳の女性)のユーザーが比較的多いとのことなので、女性でも十分被れそうなチェック柄をあしらったハットを出品。「ルイ・ヴィトン」や「ビームス」といった超有名ブランドではないので、モバオクでのブランドカテゴリーの設定はないものの、そこそこ名の知れた帽子専門店のアイテムなので、いけるかと! こちらは、オークファンでの落札実績がなかったので、購入価格の8000円から、適度に安い3000円でスタート。

つづく楽オクは、F2層(35歳~49歳の女性)に人気があるということなので、某賢人がプロデュースしたという、浴室用プラネタリウムを出品(約7000円)。楽天市場で、その新品を検索した場合にも、楽オクの出品がヒットするということなので、新品狙いのお客さんにも期待して1円で強気のスタート。ただし、数回使った中古というのがネックか。

で、結果を申しますと。

・スマートフォンの落札価格は、1万3500円(アクセス総数538、ウォッチリスト59)
できれば1万5000円を超えて欲しかったですが、まあ、こんなものですか。

・ハットは、入札なし(アクセス総数6。ウォッチリスト0)
やっぱり帽子専門店といえども、モバオクにカテゴリーがあるブランドではないと、アクセス自体少ない模様。

・浴室用プラネタリウムにいたっては、520円(アクセス総数135。ウォッチリスト9)
ご、ごひゃくにじゅうえん。むしろ送料の方が高いし。どうしてこんな結果に?

「1円スタートって一見安いので、注目を集めはするんですが、経験上思ったほど落札価格は伸びないんですよね。ライバルが多いので、早々とあきらめる人が多いからかもしれません。自分で『最低これくらいで売りたい』という価格で始めた方が、むしろ入札が伸びる印象があります」
そう話すのは、ヤフオクでの取引が1000回を超えるヘビーユーザーさん。この人にもアドバイスしてもらえば良かった。

というわけで、出品自体は簡単ですけども、「何を、どのサイトに、どれくらいの値段で、いつ投入するか」という綿密なマーケティングが必要なネットオークション。ここでもやはり、プロばりのビジネスセンスが問われるわけですね。 5年前に筆者がヤフオクを利用していた時は
1円でスタートすれば
必ず値段が跳ね上がっていたんですけどねえ。

今回、落札されたスマートフォンしかり
浴室用プラネタリウムしかり
損しちゃった感ばかりが残ってしまいました。

控えめに申し上げましてもショック。

ともあれ、まだまだ部屋に散らばる
中古パソコンやら、ゲームやら、CDやらを
オークションを駆使して売らない手はありません。

みなさんにも、ネットオークションでの
出品にまつわる体験談や秘訣、トラブルなどが
ありましたら、ぜひ編集部までお知らせください。

そうそう
オークファン木下さんがおっしゃっていた
「ネットオークション市場はブランドがモノを言う」
というのも、覚えておいて損はない言葉かもしれません。

以前、知人が当時人気だった某メーカーの
ノートパソコンを、買っては売り、買っては売りで
常にわずかな差額で最新モデルに
乗り替えていたのを思い出しましたから。

このスタイルを追求しちゃうと、
中古で売りやすい白いセダンばっかり乗り継ぐような
おっさんになってしまうおそれもあるんですが。

さて、次回は新展開。
ていうか、まだ中身決めてないんですけどね(焦)。やっべ。

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