ネットの常識・非常識

第8回 「オフ会ってキモくないの?」

2009.03.04 WED

ネットの常識・非常識

うちらはネットゲーム内にあったチャットで知り合ったのがきっかけだったので断然「アリ」! でも自分がそぉなるまではもちろん「ナシ」とか思ってたりもしましたが(ノ`*)ペチ 経験すればころっと「アリ」に変わるものかとw

投稿者:「まーぶる」さん(30歳/女性/愛知県)


個人の責任なのかもしれませんが私の場合は「ナシ」と思います。この時代、顔も見ない相手と楽しく話しても会ったら何をされるか分かりません。

投稿者:「まひまひ」さん(23歳/女性/大阪府)


ネットでの出会いというと大体の人は「出会い系サイト」を思い浮かべるかもしれませんが、実はそうではなく、普段使っている掲示板やコミュニティサイト、ネットゲーム、そして「小説、漫画投稿サイト」などで、「たまたま知り合って」仲良くなった方もいるんですよ。

投稿者:「てふてふ」さん(18歳/男性/青森県)

もちろん、ネット婚をした、ネットユーザーが
ネットニュースに、匿名でコメントを寄せた、という
ある種「意見の偏り」があることも考慮すべきです。
事実「ネットで結婚した」という方の中にも
両親や親戚には「知人の紹介」と報告している方も。

しかし、やがては合コン並にメジャーな出会いのきっかけになる
(もちろん別れのきっかけにもなる)、
そんな可能性もビンビンに感じたのでした。

他にも、今回いただいたご意見の中には
「ネットでの出会いを追求してほしい」
「プロフィールやメールを書くコツを教えてほしい」
というものも多かったのですが、
そちらは鋭意取材を進めるとして、
今回は、オトコオンナにかかわらず
ネットでの出会いとも言える「オフ会」について。

「オフ会ってキモくないの?」

いきなり挑発的なタイトルで申し訳ないのですが、
これには訳がありまして。
ともあれ、以下をご覧ください。
日本でのiPhone発売1週間後に開催されたガジェットマニアのオフ会の様子。iPhoneやiPod touchがズラリ。

5人に1人は参加経験ありオフ会って楽しいの?



みなさん、「オフ会」って参加されたことあります?

今さらながらに説明させていただきますが。ブログやSNS、掲示板、チャットルームなどネット上で交流している人たちが──普段のオンラインではなく──実際に集まるオフラインのミーティング、それがオフ会です。ひとくちにオフ会と言っても、企業や団体が主催する大規模なものから、個人が幹事となって集まる中~小規模なものまで、規模や目的は実にさまざま。

2007年にインターネットコムとクロス・マーケティングが、20代~50代のネットユーザーを対象に行った「ネット上のコミュニケーションに関する調査」では、オフ会経験者は18%。その前年2006年には、オフ会経験者が11.4%だったそうなので、急速に増えていると言えるのかもしれません。

では、まだ参加されたことがない方にご質問。今後オフ会に参加してみたいですか?

「嫌です。だってオフ会ってキモくないですか?」と話すのは都内の一流企業に務めるOLさん(30歳・新婚)。

「イメージですけど、なんだか危なそうなにおいがするんですよね。一時期誘われてmixiに登録したんですけど、素性が分からない人からメッセージやマイミク申請が来るし。例えば同じ大学のコミュニティでも、参加している人が嘘ついてないとは限らないじゃないですか。メールとか掲示板のやりとりも、互いに妄想が入ってる気がするんですよね」

とまあ、さんざんおっしゃってますが、この人妻さんは、知人の誘いでアルファブロガーのオフ会に一度だけ参加したことがあるのだとか。

「私が女性だったためか、ブログのネタにするためか、みなさん私の写真を撮りまくるんですよ。まずそれが嫌でした。出てきた料理もみんないちいち撮っていて、なんだかその場を楽しむというよりも、記録するほうが優先って感じでした。みなさんは、それが楽しかったのかもしれませんけど」

筆者もブログを書いているのでわかるんですが、確かにブロガー特有の行動が一般の人からすると「キモく」映る場合もあるのかもしれません。
でも、でもですよ、筆者なんかはブログをやっていたからこそ、そのブログにコメントをくれた人たちと交流ができ、やがてオフ会へとつながり、原稿依頼をいただいたり、家族ぐるみでお付き合いさせていただくような関係もできあがったりしたわけで、あながち悪い面ばかりじゃないような気もするんですが。

「実際に参加するまではぼくもオフ会ってあやしいもんだと思ってましたが、今ではハマってます」とは広告営業職Eさん(29歳)。

「ぼくは知る人ぞ知る某お笑いコンビが好きなんですが、マイナーなので周りの人はまず知らないし、誰とも語り合えなかったんですね。でもこれがオフ会だと、ものすごく濃い話ができるんですよ。普段会社では冴えない感じっぽい中年のおじさんが、オフ会だとそのお笑いコンビのことなら何でも知ってる神様的な扱いを受けている(笑)。オフ会ってそういう人たちの受け皿や、救いにもなってるんじゃないかな」

つまり、普段は話したいけど話せないようなマニアックな話題を存分に楽しめるし、自分がなじめるコミュニティさえ見つければ誰だって輝くチャンスがあると。しかもEさんに至っては、そのオフ会で彼女もできたそうですから、趣味を同じくする者同士でより意気投合しやすいのかもしれません。

「うーん、そういうのもキモい」(前出・OLさん)

ここまで拒絶されると、もはや単なる好みの問題のような気もしますが。
みなさんはオフ会に参加したい? 参加したくない? どう思います?
とにかくオフ会に参加してみたい!という人にとって手軽なのは2ちゃんねるやmixiのコミュニティでのオフ会。2ちゃんねるには「大規模OFF」「定期OFF」「突発OFF」という3つのオフ専用板がある。

ネットで人間関係を広げたい自分にあったオフ会を探すには?



春は別れと出会いの季節。

でもリアルで「こういう人に出会いたい」と願っても、なかなかうまい具合に出会えなかったりしますよね。恋人に限らず、趣味について語り合う友達や、ビジネスの情報交換をする知人も含めて。

「私は最近、某テクノミュージシャンが好きになったんですが、周りに彼のことを知ってる人が全然いないので、オフ会とか参加してみたいんですよ」と話すのは制作系OLのNさん(28歳)。「SNSのコミュニティとか覗いてるんですけど、一緒にライブに行く人とかどうやって探せばいいんですか?」

それなら、コミュニティに参加して掲示板なんかで友達募集するなり、日記で好き好きアピールをすればいいじゃん! と軽くツッコミを入れたくなるんですが、オフ会初心者からすると何をどうすればいいのかわからないのも仕方なし?

「昔は、まず掲示板やチャットでコミュニケーションしていくうちに、自然とコミュニティが出来上がり、それが結果的にオフ会につながっていたんですが、彼女みたいな最近のネットユーザーは、まずコミュニティありき、オフ会ありきでコミュニケーションしようとするから、どうしていいのかわからないんでしょうね」と鋭い指摘をするのは、パソコン通信時代(つまりインターネットが普及する前)からネット上でコミュニケーションしたり、若干14歳でオフ会に参加していたという、ITライターのGOさん(29歳)。

順番が逆だと言うことですね。GOさんいわく、最近ではとくに共通の趣味や目的もなく、ただ単に「暇だから集まろう」という「オフ会が目的」のオフ会が多く開催されているとか。

「でも、飲み会や合コンノリのオフ会の方が、よっぽど健全な気もしますね」とは、生まれて初めて参加したオフ会が『マイコンBASICマガジン』(電波新聞社)(※とにかくマニアックなパソコン雑誌。現在休刊)のオフ会だったという、IT系マーケティング職のKさん(28歳)。

「自分がオタクだけに分かるんですが、濃い趣味のオフ会ってキモいですよ(笑)。初対面のオタクにいきなりダメ出しされたりもする。だからTwitterや2ちゃんねるで突発的に開催されるネタ感覚のオフってうらやましい」

突発的なオフといえば、例えば集団で一斉に『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラのポージングを行う「ジョジョ立ち」や、参加者みんながエージェント・スミスのコスプレをして主役を追いかける「マトリックスオフ」などが話題になりましたね。

ともあれ総務省調べではネット人口6000万人と言われる現在。
かつてはマニア層が中心だったネットの世界も、誰もがネットに接続するようになったことで、今や現実社会と同じようなユーザー構成比になっていると言えるでしょう。つまり、ひとくちに「オフ会」とくくれないほどにさまざまな形態のオフ会が存在していると。「キモい、キモくない」「健全、不健全」などの評価もそれぞれの好みや経験、立場によって分かれるだけなのかもしれません。

「老婆心ながら、これから初めてオフ会に参加しようとする人は、最低でも『そのコミュニティやオフ会が、何を目的にしているのか』くらいは見極めた方がいいですね。中には男女のHな出会い目的なのにそれを隠しているものや、詐欺目的や怪しい団体が勧誘のために開催しているものもありますから」(前出・GOさん)

と、最後は古参ユーザーの至極まっとうな意見で締めくくりますが、この点に関してはリアルもネットも同じ。
そうです、オフ会といえども会ってしまえばその時点から関係はリアル。その人間関係を生かすも殺すも、最後は個々人の社交性いかんとも言えそうですね。 オフ会に「肯定的」or「否定的」、
参加経験の「アリ」or「ナシ」で
それぞれ生声をお送りしましたが、
みなさんのご意見は、いかがですか?

そういえば、ネットオークションで
手渡し取引するのも
オフ会っちゃあオフ会ですもんね。

我々、編集やライターも
個人のホームページやブログに
メールなどを送って
取材依頼をする機会も増えています。

好むと好まざるとにかかわらず
生活必需品として定着しているネットゆえ
今後もオフ会は増えることはあっても
減ることはなさそうです。

やがて、オフ会という言葉自体が
意味をなくしてしまうかもしれませんね。

というわけで、また2週間後にお会いしましょう!

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