ネットの常識・非常識

第9回 人気ブロガーになるといいことあるの?

2009.03.18 WED

ネットの常識・非常識

何回かmixiの同年代コミュの大人数オフに参加してますが、クラスメイトみたいなかんじです。毎回会うけど挨拶だけの人もいれば、気が合う人とはしょっちゅう飲みに行きます。もうオフとか関係ないです。社会人になって仕事以外で人と出会うことがほとんどなくなり、新しい出会いの場のひとつとしてオフ会はありです。
投稿者:「アパレル勤務・新婚」さん(30歳/女性/東京都)

そもそもオフ会は「同好会」のようなものですから、趣味を同じくしない人から見れば、「キモくて当たり前」。それを「そんなことない!人間関係も広がるし!」とか言いながら美化しようとして、躍起になるほうに無理があります。例えば、サッカーに興味ない自分からすれば、旗もって熱く語るサッカーオタクは、ネットで知り合ったオフ会だろうが、通りすがりの飲み屋で見かける人だかりだろうが「キモい」ですから(笑)。
投稿者:「ぐれ。」さん(37歳/男性/神奈川県)

どっちにしてもキモイって感じです。高校時代、大学時代、新入社員時代と、そのときその瞬間をムダに過ごしてきたから、ネットなんていう相手の見えない出会いしかなくなったのだと思います。ぼけーーーーーーーっと過ごして、チャンスもたーーーーーくさん逃して、手軽なネットで浅い関係を築いてるだけでは?
投稿者:「nana」さん(31歳/女性/東京都)

かように
単純にオフ会は「ありやなしや」というご意見だけではなく
「ありだけど、キモいのは確か」「キモいくらいが面白い」
というご意見もいただきました。

みなさんはどう思われますか?(あ、逃げた!)

さて、オフ会の話題に続いて
今回取り上げたいのは、ズバリ
「ブログ」について。

みなさんブログ、やってます?
少しかじったけど、続かなかった。
続けているけど、ほとんど読者はいない。
そんな人に送りたい

「ブログで人生って変わるの?」

ええ。
変わるかも、ですよ。
写真提供/ABA事務局 徳力基彦さんらが中心となって開催している「アルファブロガーアワード2008:ブログ記事大賞」の模様。暗いですがマイクを持って司会を務めているのが徳力さん

「冗談抜きで人生救われました」体験者が語るブログ活用法



みなさん、ブログやってますか?

mixiやMySpaceなどのSNS内で日記を書いているという人も含めれば、かなりの方が自分で書いたテキストや写真、イラスト、動画などをネット上にアップしていることでしょう。事実、ブログ検索会社の米国テクノラティの調査によると、世界で一番ブログの投稿数が多い国(言語)は、ここ日本なのだそうです。

こうして多くの方が日々徒然なるままに思い思いの記事をアップしているブログですが、一方で「いったいぜんたい、ブログをやっていて何の意味があるのかよくわからない」という方もいらっしゃるのでは?

「気持ち悪い話でもなんでもなくて、私はブログに人生救われましたよ。ブログがなかったら本当にヤバかった」

そう話すのは、趣味で始めたブログがきっかけで、ブログマーケティングやブログ広告などを手がけるアジャイルメディア・ネットワークの代表取締役社長へと転身を遂げた徳力基彦さん(37歳)。今やアルファブロガーアワードの発起人としても有名な方ですが、そんな徳力さんもブログに出会うまでは、ごくごくライトなネットユーザーだったとか。

「私はもともとNTTにいたんですが、新規事業がやりたくて会社を辞めたあと、紆余曲折あって、ソフトウェアのベンチャー企業に入りました。でも、NTTを勢いこんで辞めたはいいけど、実はネットに詳しくはないし、人脈も全然ない。このままこの会社をクビになったら、かなりまずいという状態でした」

そんな時に出会ったのがブログ。

「2004年の春ごろにCNET JAPANで梅田望夫さんを中心にIT系の熱い議論がかわされていて、ぼくもその議論に交じりたいなあと思ってブログを始めたんですよ」

それまではネットで情報発信をする際、「誰も知らないことを書かなくちゃいけないと思っていた」と徳力さん。それが「コメントやトラックバックで、議論に参加するためのコミュニケーションツールとしてブログって使うんだな」とわかったのだとか。

「ブログに加えて象徴的だったのは、そのころ初めて参加したオフ会です。オフ会にはネット上の濃い人たちが集まっていたんですよ。同時にSNSのGREEに招待してもらって中に入ったら、みんなつながっていた。それまではNTTの価値観で、自分に与えられた仕事を頑張ってやっていれば、きっと向こうからやってきてくれると勘違いしてたんですよね。結局、会社の看板じゃなくて、人のつながりでビジネスが動く。それが衝撃的で、これはこの人たちと知り合いにならなくちゃダメなんだと思って、ブログを一生懸命書いて濃い人たちにもどんどん議論を仕掛けていくようになりました」

ブログを書きつつ、いろんなイベントに参加するうちにネットワークが広がり、やがてブログ経由で仕事や取材、講演会の依頼が入るように。いつのまにか趣味のブログが仕事になって、ブログマーケティング会社の社長を任されるまでに至った。
でも、これは徳力さんのケース。ぼくたちにも何か変化が起こる可能性はあるんでしょうか?

「もちろん私のほかにもブログで人生が変わったって人はたくさんいます。私のように転職した方もいれば、ブログでの人脈を生かして社内で新規プロジェクトを立ち上げたり、無名だった方が専門分野で本を出したり、テレビに出たり、はたまた結婚したり」

およそ人に起こりうる変化は、「すべてブログをきっかけに起こる可能性がある」と徳力さん。

「今までのマスメディア的な世界ってゼロかイチか。吉本興業やジャニーズに入ったらテレビに出られるかもしれないけど、入れなかったら出られない=ゼロなんですよ。でもネットがあるとYouTubeでブレイクした人がテレビに出られたりする。そういう意味ではブログをはじめとするネットのお陰で、みんなにチャンスが開かれていると思います」

かたやネットに個人的な情報を出すことで危険な目に遭ったりする可能性もあるわけですが、とはいえ、何かやりたい!と思っているならネットに情報を発信した方が、よりたくさんの人に見つけてもらう可能性がアップするのも確か。

もちろんみんながみんなブログで人生が変わるわけではないでしょうけど、しばらくブログを塩漬けにしている方も、食わず嫌いで始めていない方も、今の日常を変えてみたければあらためてブログ、始めてみますか?
クチコミポータルサイト「SHOOTI」。「イケてるブロガーインタビュー」のほか、「注目のピックアップブログ」「編集部が選んだおすすめブログ記事」などのコーナーがある。ここに自分のブログが掲載されるのがひとまずの目標?

人気取りや金儲けに走ると失敗する?アルファブロガーになる秘訣とは



みなさん、ブログやってますか?

やってる方の多くが「ブログやSNSの日記は書いてるけど、読んでくれているのはごく一部の友人だけ」なのではないでしょうか? 誰にも読んでほしくないならば、最初からリアルな日記帳や、あるいは非公開で書けばいいわけで、ネット上に自分の思いを発信する以上、多かれ少なかれ、ブログを書く誰もができれば多くの人に読んでほしいと願っていることでしょう。

では、自分のブログを人気ブログにするにはどうすればいいのか? 「イケてるブロガーインタビュー」などの連載を展開しているクチコミポータルサイトSHOOTI編集部の松本隆さんにうかがいました。

「イケてるという判断は、あくまで当編集部の独断と偏見なんですけども、『イケてるブロガー』で紹介する人気ブログの共通点は、まず『テーマがはっきりしている』ことですね。特にブログタイトルだけで、何をテーマに扱ったブログかがすぐにわかって、さらに続きを読みたくなる、そんなタイトルにするとアクセス数が増えます。例えばYahoo!ニューストピックスのタイトルなんか、参考になると思いますよ」

なるほど。確かにYahoo!ニュースのタイトルは、思わずクリックしちゃいますもんね。ほかには?

「少なくとも週に1回、できれば毎日コンスタントに更新することです。多くのブログサービスでは、ブログを更新する際にpingという更新情報を検索エンジンなどに送っているんですが、やはりping送信が多いとそれだけGoogleのような検索エンジンに情報を読みに来てもらえる回数が増え、結果、自分のブログが検索結果の上位にランクインされやすくなるんですよ」

筆者もブログを運営しているんですが、毎日の更新をたまにサボるとアクセス数がガクンと落ちますね(笑)。
しかし、続かなくて途中で挫折しちゃう人も多いと思うんですが、この辺はどうやってクリアすればいいんでしょう? アルファブロガーアワードを主催している徳力基彦さんにうかがいました。

「『ブログを書くぞ!』と気負うと書けないものです。一方で多くの方は日頃からメールは続いている、というかそんな意識もせずに書いていますよね? だからブログってもっと、メールみたいな感覚で書くと続くと思いますよ。実は私も今のブログに落ち着くまでは、何度か挫折してるんですが、その原因を何かと考えてみるとそれまでは本を書くようにブログを書いてたんですね。誰もが知らないようなことを書かなくちゃいけないと思い込んでいたんですが、そうじゃなくて自分が好きなことを書けばいいんですよ」

徳力さんいわく日本はブロガーも読者も、ブログを正しい情報を提供する(しなくてはいけない)メディアとしてとらえている人が多いとか。そうではなくてコミュニケーションツールとしてとらえると、もっと気軽にブログと付き合えるのだとか。

「後はもう、ブロガー本人が楽しんでいるかどうかでしょうね。人気ブロガーのみなさんは、誰も人気ブログで有名になりたいとか、儲けたいと思ってやってはないんですね。みんな自然体で肩の力を抜いて、自分の書きたいものを書いている。それがたとえマニアックなものでもいいんですよ。例えば電車のつり革だけを語った『吊革ブログ』もものすごくマニアックなブログですが、地道に続けていたことでいつしか注目を浴びて、今やブロガーさんがテレビに出演するまでになりましたからね」(松本さん)

自分の好きなことだからこそ、「続く」とも松本さん。やっぱり有名ブロガーになろうとか、アフィリエイトで儲けようとか考えても難しいんですね。
でも、自分の好きなジャンルがラーメンとかカレーとか、ほかのブロガーともろかぶりだったり、そもそもそのジャンルに多数の権威がいる場合は難しいですよねえ。

「でも、そういうアルファブロガーとはどんどん交流していった方がいいと思います。仲良くなることで、リンクを貼ってもらえたり、貴重な情報を得たりすることもあるでしょうから。そのためには積極的にmixiのコミュニティや、Twitterのグループに参加するというような営業活動も必要だと思います」(松本さん)

ふむふむ、ただ書くだけではなく、こっちからどんどん絡んでいった方がいいんですね。最後に、これからブログを始める方に、徳力さんからはなむけの言葉をば。

「ブログってゼロから始まるっていうのが特徴なんですよ。読者は必ずゼロスタートで、ゼロから1、1から10になるのはすごく大変。あまりに不毛な作業が続くのでへこたれるかもしれません。一方で、多数のアクセスを集めることだけがブログの価値を決めるわけではないと思うんです。例えば何万人に一人しかかからない難病について、その治療法や闘病の体験談を綴ったブログがあれば、同じような境遇にある読者にとってはとても貴重な情報源や交流の場となります。たとえ読者が数人しかいなくても、それもまた価値あるブログと言えるのではないでしょうか」 というわけで
アルファブロガーとの交流が深い
徳力基彦さんと、SHOOTI編集部に
人気ブログになる秘訣をうかがったわけですが。

ズバリ、ブログで人生を変えたいなら
できるだけテーマを絞って
儲けや人気取りは度外視して
自分の好きなことを書き続け
はたまた他のブロガーともどしどし絡む、と。

しかし筆者もそうやって
ブログを続けているつもりなんですけどねえ、
なかなかアクセス数が伸びません(焦)。
やっぱり営業活動が足りないのかなあ。

読者のみなさんも
ブログやSNSでの日記を
書いている人がいらっしゃるかと思います
ぜひ、同じように「続かない」「アクセス数が伸びない」などの
悩みを抱えていらしたら、一緒にキズを舐めあいましょう!

コメントよろしくお願いいたします!

次回の更新はいよいよ4月1日。
新生活でネット環境も新たに用意する人も多いとは思いますが、
今や家庭内からモバイルまでブロードバンドが
手軽に、気軽に、選び放題ですよね。

でも10数年前はどうだったんでしょうか?
第10回では、ネット接続むかし話をお送りしたいと考えております。

では!また再来週

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