50万円で宇宙に行きた~い!

第12回 宇宙人が1000種類いるようだ

2009.09.08 TUE

50万円で宇宙に行きた~い!

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そういえば、宇宙人や宇宙生物の話って出てきてませんよね? いわゆるグレイなどの宇宙人や、一般的な宇宙生物像というのも良いですが、「思念型生命体」、「惑星生命体説」などの、我々の想像もつかない、生命の定義を根底から覆すような宇宙生物というのが、とても興味をそそります。是非、そこらの科学雑誌の上をゆく壮大な「宇宙人特集」をやってください。
投稿者:ゆぅたさん(男性/24歳/神奈川県)
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広大な宇宙には僕らと同じように知能を持つ
宇宙人は存在するのでしょうか?
いるとすればどんな姿なんですかね?
一方、科学の最先端では宇宙人をどうとらえているのか。
さぁ、その答えは!
「責任ある立場の人が、最近になってUFOや宇宙人の存在を話し出したことには必ず裏がある」と、矢追純一さん。シークレットガバメントの陰謀か!?

矢追純一さんが断言!宇宙人は1000種類いる!



先月、インターネットユーザー5000人を対象に「宇宙人は存在すると思いますか?」というアンケートが行われました(こっそりアンケート/未来検索ブラジル)。同サイトによると、83.2%もの人が「宇宙人は存在する」と思っているらしい。やっぱりみなさん、広大な宇宙に宇宙人がいてもおかしくないと思っているんですな。というわけで、さっそくUFOと宇宙人のご意見番、矢追純一さんに聞いてきましたよ。実際、いるんですかね? 宇宙人。

「宇宙人はいます! とっくの昔に地球に来ているんだけど、アメリカがその事実をひた隠しにしてきただけ。しかし、最近になってUFOや宇宙人の情報が公開されつつあります。例えば、アポロ14号の宇宙飛行士だったエドガー・ミッチェルは、『アメリカ政府は宇宙人とコンタクトを取っていて、その事実を隠している』と、去年ラジオで公言しました。人類で初めて月に到着したアポロ11号の宇宙飛行士だったバズ・オルドリンも、最近になって『月に行く途中でUFOを見た』とテレビで話しています」

マジっすか!? そういえば、最近ではオバマ大統領の就任式の映像にUFOが映ってるとかで話題になりましたよね。

「あれ、どう見ても本物ですね。ほかにちょっと理由が考えられませんから。うがった見方をすれば、これから世界が変わるかもしれないというシーンで、宇宙人側が自分たちの存在をアピールしてみせたのかもしれない」

ってことは、オバマ大統領はすでに宇宙人とコンタクトを取ってると!?
宇宙人がYes, we can!つって!?

「大統領は4年ごとに変わる可能性があり、秘密を守り通せるような立場ではありません。世界を震撼させる国家レベルの機密情報は、CIAやFBI、NASAなどの裏に君臨する、つまりシークレットガバメントが知っているだけです。しかしここ数年、EUや中国、日本なども宇宙開発に乗り出し、宇宙の映像を撮りまくっています。このままではUFOや宇宙人の存在がバレて、世界中が大パニックになる。それを防ぐために、オバマの裏にいるシークレットガバメントが徐々に情報を出し始めているんでしょう」

シ、シークレットガバメント! いよいよ宇宙人の核心に迫ってきましたね! で、宇宙人はどんな姿なんですか?

「すでに1000種類ぐらいの宇宙人が地球に来ていると思いますが、そのなかではっきりと確認されているのが10種類ぐらいです。宇宙人の見た目は実は人間と同じで、白人タイプやモンゴロイドタイプなどもいます。グレイ(目撃情報が多いとされるタイプの宇宙人。身長が低く、大きな頭部と目を持つ)のようなものは珍しいんじゃないかな。なぜ、地球人と見た目が一緒かというと、自然はフラクタル(自己相似性)にできているからです。地球上のどこでも木の枝が同じ形に生えるように、どんな場所でも似た環境で育ったものは同じような形になる。地球に似た星なんていくらでもあるから、宇宙人が地球人と似ているのも当然ですよ」

そういえば宇宙人は人間をアブダクション(誘拐)しまくって、謎のチップを埋め込んだりして、しまいには子どもまで産ませちゃったりで、それはもう極悪非道な実験を行ってるとか行ってないとか聞きましたけど!

「我々がほかの星へ行き、似たような生物がいたらどうしますか? その生物の血液や遺伝子、どうやって生殖しているかが気になるでしょう。その場合、堂々と星に着陸するんじゃなくて、こっそりさらって検査し、記憶を消して元の場所に戻す。アブダクションが行われている可能性は十分、ありえます」

マイガー! そんなことをする宇宙人は許しませーん! シークレットガバメントは何をしてるんですか!

「もし宇宙人と戦争にでもなれば、地球なんて24時間以内に消滅します。宇宙人の種類にもよりますが、地球に来ている時点で科学レベルは地球と比較にならないくらい高いんです。彼らから見たら、我々なんてせいぜいトカゲ程度の文明レベル。人間がわざわざトカゲを侵略しようと思いますか? その生態を研究して絶滅しないようにそっと見守る程度でしょう。宇宙人も基本的に地球に対して不干渉で、彼らから侵略してくることはまずない。シークレットガバメントとのあいだにも、なんらかの密約が交わされているはずです」

むぅぅ。宇宙人にとって地球は動物園みたいなものなんですね。なんだかだんだん腹が立ってきました。ヤイ、宇宙人! お金とるぞ!
僕が考えた宇宙人。左は意識だけあって体がないララー。真ん中は放射線に強いモジャー。右は電子と陽電子から生まれたガスーン。イラスト/鈴木麻子

究極の宇宙人“ガス生命体”。って、なんのこっちゃ!



この広大な宇宙に宇宙人は存在するのか?
誰もが気になるこの疑問。科学の分野ではどうとらえているの? そこで、『宇宙に知的生命体は存在するのか』の著者であり、明星大学、東京大学数物連携宇宙研究機構の佐藤勝彦先生に聞きました!

「それではまず、宇宙人の定義づけをしましょう。酸素を吸い、我々と同じように知能を持っていると想定すると、空気や水がある地球と似た環境が必要です。残念ながら、我々の太陽系には、今現在、水と空気を持つ星は見つかっていません。ただ太陽系の外側には惑星系(恒星の周りを公転する惑星などの天体の集まり)が300以上も発見されています。いまのところ、そのなかで地球型の惑星は見つかっていませんが、計算上は太陽から200光年までの範囲に、100個ほどの地球型惑星を持つ惑星系が存在するといわれています」

ということは、僕のようなインテリジェンスあふれる生命体がいるのかしらん?

「環境さえ整えば、宇宙に生命が誕生する確率は極めて高いと思います。ただ、地球で人間に進化するまで約30億年かかったように、知的生命体まで進化するには、長い年月が必要です」

巨大隕石が衝突したり、環境の激変によってせっかく芽生えた生命だって、常に全滅の危険にさらされていますしね。僕が存在してるのってやっぱ奇跡!

「生物学者には宇宙人の存在について悲観的な見方をする方が多いです。宇宙に地球人類が存在すること自体がラッキーの連続で『バクチで100万回連続勝つようなもの』だと。彼らの立場で見れば、恐竜が絶滅しなかったらほ乳類は栄えず、我々は存在しなかったことになる。でも、我々物理学者は、恐竜が絶滅していなかったら、恐竜の一部が知的生命体に進化したのではないか、と考えます。進化には多様性があり、環境と時間さえ整えば、知的生命体に進化する可能性はあるはずです」

我々のような知的生命体の存在は「奇跡」か「必然」か。どちらにせよ、「僕たち以外に知的生命体は存在しない」って考える方がムリがあるような気がしてきましたよ。なにしろ宇宙ってハンパなく広いみたいだし。

「ただし、宇宙人が地球に来ているかどうかは、話が別。たとえ200光年離れた星に宇宙人がいたとしても、地球に来るには様々な困難がともないます。仮にほぼ光の速度で進むロケットに生身の生物が乗れば、そこらじゅうにある水素原子などがロケットの外壁を突き抜けて直接体にぶつかります。これは放射線を浴びることと同じで、体に多大な害を与えます。それを防げたとしても、光の速度で200年もかかるわけです。サイボーグ化や、コールドスリープ、ロケット技術など、我々の想像を絶する科学力がなければ、これだけの距離を超えて宇宙人が地球に来ることはできないわけです。仮に来られるだけの科学力を持つ知的生命体だとしたら、我々は彼らを認識することすらできないでしょうね。彼らから見たら我々なんて細菌レベルの存在ですから」

細菌とな! じゃあ、例えば形がなくて意識だけ存在する生物とか、惑星自体が実は生物、なんてのがいる可能性ってどうなんでしょうね?

「ゼロとは言い切れません。宇宙の終焉といわれる10の33乗年になると、陽子や中性子が崩壊し、宇宙は電子や陽電子などの粒子だけになると予言されています。理論物理学者のフリーマン・ダイソン博士は、宇宙終焉時に粒子だけで原子のない宇宙に、電子と陽電子からなるガス生命体が生まれると推測しています。この生命体が情報を処理する速度は極めて遅く、1つの情報を送るのに100億年かかるといわれています。樹木のなかには我々よりはるかに長生きするものもありますが、このガス生命体はとてつもなくゆっくりしたタイムスケールのなかを生きる生命体ということになりますね。またダイソン博士は、ほかにも中性子星(半径10kmの極めて重力の強い星)で生きる生命体の可能性も論じています。中性子星の大半は原子の中心にある原子核より密度が高く、そこでは化学反応ではなく、原子核反応から非常にエネルギーの高いミクロな生命体が生まれる可能性がある。これは原爆や水爆で起こるような、原子核の世界で核の組み替えによって発生するので、我々とはフォーマットがまったく違う生物になります。この生命の情報処理速度は原子核反応のタイムスケールに近く、たとえ1秒で死んだとしてもそのあいだに処理した情報量は、我々が一生をかけて処理する量よりケタ違いに多い、ということになるはずです」

もはや宇宙人どころか、生命の定義から考え直さなくちゃついていけそうにないです。果たして宇宙にはどんな生物が存在するのか? みなさんはどう思います? シークレットガバメントからガス生命体説まで織り交ぜた、
壮大な(?)宇宙人レポートはいかがでした?
宇宙人については分からないことだらけですが、
僕らの知る・考えることだけが、宇宙のルールではないと発想すれば、
さらに新たな宇宙人説が生まれてきそうです。

さて、半年にわたってお届けしたこの連載もいよいよ最終回です。
50万円で宇宙旅行を目指す当初のもくろみより、
宇宙についての不思議を解明することに没頭しちゃいました。
だって、宇宙って知れば知るほど面白いネタだらけですから!

そこで、なんと引き続き新たな宇宙の不思議を
バージョンアップしてお届けすることが決まりました!
もちろん、読者のみなさんからのコメントも引き続きお待ちしています!
バカバカしいネタ(むしろそっち!)プリーズ!

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