タオル製造技術は日進月歩

実は結構ハイテクだった!「肉タオル」の作り方

2009.11.19 THU



画像提供/NN
「肉タオル」。このアバンギャルドな商品が肉ファン、タオルファンの双方から人気を集めている。作ったのはデザインやグッズ製作を手がける株式会社NN(板橋区)。

「もともとは『首に肉を巻いた人が向こうから歩いてきたら面白いんじゃないか』という思いつきから。スーパーで買った牛肉の画像データを糸に織り込むという手法でリアルな肉感を表現しました」(同社デザイナー・蒔田せい子さん)

ん? 糸に画像データを織り込む? そんな技術があるの? 開発に協力したタオルソムリエ・三ツ木明子さんに聞いてみると。

「タオルの色付けには大きく分けてプリント方式と糸や生地を染める方式が。後者の中でも、糸そのものを染める先染めは愛媛の今治が、生地の段階で染める後染めは大阪の泉州が得意とする手法ですね」

いわく、タオルの製造技術は日進月歩で進化しており、たとえば「肉タオル」は生地表面のパイル上部をカットしてほぐすシャーリング加工で優しい肌触りと見た目の艶っぽさを両立させた。また、最近増えてきたのがほとんど撚りのない糸で織られた無撚糸タオル。綿そのものの柔らかさが出るため、ふっくらとした感触が楽しめる。

「ほかに、いま話題になっているのはエコタオル。ブナ、ユーカリ、竹などの自然繊維をレーヨンなどにして使ったもの、オーガニックコットンを使ったもの、風車のグリーン電力で織ったものなどが海外からも注目を浴びているんです」

愛媛県繊維産業技術センター・今井琢磨さんも「酸やアルカリなどの薬品で行っていたコットンの精練作業が、徐々に天然微生物酵素を使ったバイオ精練に移行。また、オゾン漂白などの技術によってCO2排出量削減にも一役買っています」という。

一方、5年ほど前にケーキ型タオルがヒットしたのをきっかけに、ミカン型、バラ型などアイデア勝負の商品も増えてきた。毎日使うタオル、洋服と同じテンションで選ぶ時代になっているようだ。


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