自動車保険!ホントのところ

第4回 ネット保険の安さのカラクリは?

2009.12.14 MON

自動車保険!ホントのところ

代理店とネット通販 いったい何が違うの?



自動車保険を扱う会社はたくさんありますが、大きく2種類に分けられるといいます。代理店を通じて契約を行う“国内系”と、ネットや電話があれば簡単に契約できる“ダイレクト系”。

ここ数年、ダイレクト系保険のCMをよく見かけるようになり、「ダイレクト系保険は安い」という話もよく聞きますが、実際にダイレクト系は人気を集めているのでしょうか? 独立系ファイナンシャルプランナー集団・生活設計塾クルーの清水香さんに聞いてみました。

「シェアは国内系の方がずっと大きいです。しかし、ダイレクト系が伸びてきているのも確かです。不景気で家計が苦しい中で、保険料を抑えられるダイレクト系が求められているのだと思います」

ということは、やっぱりダイレクト系の方が安いんですか?

「そうですね。ダイレクト系は直販をベースに代理店にかかるコストを省くことで、同じ内容のサービスでも国内系より保険料は安くできます」

「ダイレクト系の方が安い」というのはホントだったんですね! じゃあダイレクト系で契約しよう…って飛びつく前に、そもそも国内系とダイレクト系の違いって何?

「契約にあたって、“人を介するかどうか”が大きな違いです。国内系は代理店での契約、つまり担当者を間に挟んで保険会社と契約を行います。一方ダイレクト系は、ネットや電話で保険会社と直接契約を行うんです」
イラスト/コットンズ 保険内容について直接いろいろと説明を受けたいなら国内系、自分の都合に合わせて契約したいならダイレクト系。違いをわかった上で検討をすることが大切
保険会社と自分の間に人が立つか立たないかの違いなんですね。でも、違いはそれと保険料の2つだけですか?

「その2点以外には、特に大きな違いはありません。国内系の場合は、代理店が事故時に保険会社との橋渡しを引き受けてくれるので、慣れない事故でも安心感があるというメリットがあります。逆にダイレクト系の場合には、人(代理店)を介さないぶん、自分の都合に合わせられるというメリットがあるんです。たとえば、思い立ったときにすぐ見積もり(試算)や契約手続きができたり、旅行前にホームページから保険内容を変更することもできます」

なるほど。保険会社との間に人が立つか立たないかで、契約までのプロセスはもちろん、契約後や事故時の対応窓口も変わってくるんですね。どちらの保険を選ぶかは、自動車保険とどう付き合っていきたいかによりけり、ということがよくわかりました!

ネットで契約する自動車保険 その安さの理由とは?



保険は、代理店を介して契約する“国内系”と、ネットや電話で契約できる“ダイレクト系”の2種類に分けられます。「保険料が安い」といわれるダイレクト系は、代理店にかかるコストを省くことで、保険料を安く抑えられるんだとか。

実際に何社か同じ条件で見積もりを出し、年払いの保険料を比べてみたところ、ダイレクト系A社は9万5710円、ダイレクト系B社は9万8930円と10万円を超えませんでした。一方、国内系はというと、国内系C社は10万7240円、国内系D社にいたっては14万5380円。やはりダイレクト系の方が安いという結果に。

でも、ダイレクト系はコストを省くことで安くなっているとはいえ、保険料が安いと補償はきっちりしているのか、少し不安になります…。

「その点は大丈夫です。保険料は“純保険料”と“付加保険料”から成り立っていて、“純保険料”は事故時に払われる保険金や損害調査に使われるお金、つまり実際に補償に回るぶんです。対して“付加保険料”は保険会社の経費、代理店を管理するコストや代理店への手数料。ダイレクト系は“付加保険料”の部分を減らすことで保険料を抑えているので、実際の補償に回る“純保険料”を削っているのではないんです」

と、教えてくれたのは、独立系ファイナンシャルプランナー集団・生活設計塾クルーの清水香さん。補償面は基本的に変わらないってことですね。安心しました。でも、補償内容が変わらず値段が安いなら、ダイレクト系の方が断然いいですよね?

「保険料でいえば、ダイレクト系は安く抑えられるので魅力的です。一方、保険の内容に関して代理店の担当者と直接会って相談ができたり、事故が起きた時に保険会社との橋渡しをしてくれる、という点が国内系の魅力です。とはいえ、すべての代理店が保険のエキスパートかというとそうともいえないので、信頼できる代理店を選ぶことが重要です」

なるほど。単に、「保険料が安いから悪い」「高いから損する」ってわけではないんですね。それぞれにメリット・デメリットがある、と。でも、今の話を聞くと手続き面では国内系の方が安心できる気もします。
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「ダイレクト系は、保険会社との間に代理店を挟まないので直接やりとりを行うことになりますが、電話(コールセンター)やインターネットでもサポートしてくれますし、過度に心配する必要はないのでは? 会社によっては現場直行サービスなどを実施しているところもありますし、ダイレクト系はサポート・サービス面が充実していないというわけではありません。国内系・ダイレクト系のどちらも、会社ごとにしっかりチェックして、自分が安心・納得できる保険会社を探すことが大切です」

安さだけに惹かれて契約するんじゃなくて、契約前にしっかりリサーチすることが大切なんですね。まずは、いろいろな会社の情報をチェックするところから始めようかな。 自動車保険といっても、国内系にダイレクト系、
はたまた会社や代理店によっても変わってくるんですね。

「絶対この会社がイイ」っていえるものではなくて、
自分に合ったところを見つけるものなのか。

でも、ダイレクト系は安いってことはわかりました!
補償もしっかりしているし、サービスが充実している会社もあるし、
う~ん、素敵かも。

国内系とダイレクト系、
どちらが自分に合っているか、これを機会に
じっくり考えてみようっと!

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