サラリーマン税金探偵団

第3回 宝くじor競馬…税金ではどちらがトク?

2009.12.21 MON

サラリーマン税金探偵団


競馬は、収入の8割弱が払戻金に充てられるが、宝くじの場合、当選金に充てられるのは5割弱で、4割程度が公共事業費などに回される。

年末の一攫千金の夢! 気になる税金は…?



「もしも1等当たっちゃったら、何に使おう?」――束の間の妄想に浸るのも楽しく&むなしい(?)宝くじ。今年大みそかに抽選会が開かれる年末ジャンボ宝くじは1等2億円だって。うーん、一生に一度でいいから、札束で積んでみたい…。

でも、気になるのは当選した場合の税金。尾久土公憲(おきゅうど・きみのり)税理士事務所所長の尾久土公憲さんに聞くと、「宝くじの販売を規制する法律“当せん金付証票法”によると、当選金品、つまり宝くじの当選金には所得税を課さないとあり、非課税扱いになります」とのこと。よって年末ジャンボで1等が当たれば、2億円そのまま丸儲けとなる。 では、競馬ならどうか。同じく年末に有馬記念が開催されるが、そこでもし万馬券を当てたとすると、一時所得として課税対象。懸賞の賞金、福引きの当選金品についても同じく一時所得扱いで課税される。具体的には、「収入金額-必要経費(当たり馬券の購入費用等)-50万円(=一時所得の特別控除)」が一時所得の金額となり、その2分の1が課税対象金額にあたる。同じく“年の瀬の夢”とはいえ、万馬券と宝くじでは、税金の扱いはまったく異なるのだ。

ひとつ注意したいのは、宝くじの当選金を自分で使う場合には課税されないが、「人に分配すると原則的に贈与税がかかる」(尾久土税理士)。また、当選金で家を買ったり、事業を始めたりすると、税務署から問い合わせが来る場合がある。お金の出所を疑われないためには、当選金をもらう際に「当選証明書」をもらっておくとよい。エッ? 当選前から、税務署に疑われる心配をすることこそ、むなしい妄想? 確かに…。 あなたが支払っている税金について、知りたいことや疑問に思うことがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿ください。

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